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08月27日-02号

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  1. 総社市議会 2013-08-27
    08月27日-02号


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    平成25年 8月定例会          平成25年8月定例総社市議会会議録(第2号)             〇平成25年8月27日(火曜日)1. 開 議 平成25年8月27日 午前10時 0分2. 散 会 平成25年8月27日 午後 3時20分3. 出席又は欠席した議員の番号及び氏名   出席議員   1番 小西 義已        2番 難波 正吾        3番 小西 利一   4番 秋山 律郎        5番 津神謙太郎        6番 村木 理英   7番 頓宮美津子        8番 赤澤 康宏        9番 片岡 茂夫   10番 多田 英章        11番 塩見 禎章        12番 名木田正昭   13番 加藤 保博        14番 笠原 武士        15番 根馬 和子   16番 荒木 勝美        17番 山口 久子        18番 劒持 堅吾   19番 渡邊 繁雄        20番 中村 吉男        21番 萱原  潤   22番 大熊 公平        23番 西森 頼夫        24番 丹下  茂4. 職務のため議場に出席した議会事務局職員の職氏名   議会事務局長  友 野    茂        同   次長  岡 本  武 司   同 議事係長  弓 取  佐知子        同議事係主査  赤 木  郁 哉   同庶務調査係主事舩 橋    広5. 説明のため出席した者の職氏名   市長      片 岡  聡 一        副市長     荒 木  政 廣   政策監兼総務部長風 早  俊 昭        総務部参与   矢 吹  政 行   市民環境部長  長 江  章 行        保健福祉部長  松 川  伸 治   産業部長    中 島  邦 夫        建設部長    水 子    悟   水道部長    谷 井  武 夫        教育委員会委員長林    直 人   教育長     山 中  栄 輔        教育次長    松 尾  一 夫   消防長     関    攝 夫        総務課長    難 波  敏 文6. 本日の議事日程   第1 一般質問7. 議事経過の概要   次のとおり              開議 午前10時0分 ○議長(渡邊繁雄君) ただいまの出席24名全員であります。 これより、会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。 なお、諸議案に対する質疑の通告期限を本日午後1時までといたしておりますので、通告されます方は時間厳守でよろしくお願いいたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 一般質問 ○議長(渡邊繁雄君) では、まず日程第1、一般質問を行います。 今議会では9人が一般質問の通告をされております。お手元に配付いたしております一般質問通告者一覧表に記載の順序により、本日は頓宮美津子さんから根馬和子さんまでの6人、28日に西森頼夫君から丹下茂君までの3人の予定で進めさせていただきます。 頓宮美津子さんの質問に入る前に、この際私より申し上げます。 頓宮美津子さんから一般質問に際し、議場への資料の持ち込みの申出があり、あらかじめ許可いたしておりますので、御了承願います。 では、7番頓宮美津子さんの質問を許します。 7番頓宮美津子さん。              〔7番 頓宮美津子君 登壇〕 ◆7番(頓宮美津子君) おはようございます。 議長より発言のお許しをいただきました公明党の頓宮美津子でございます。 本日は何の日かと調べましたところ、男はつらいよの第1回封切りの日でございました。全然関係ないかもしれませんけれども、今回質問している内容でいい御答弁をいただいて、今日がいい記念日になりますように祈りながら始めさせていただきたいと思います。 今回は、大きくは福祉行政についてあり、もう一つ、教育行政の2点についてお尋ねいたします。 まず、福祉行政の1点目、かねてからお子さんを持つ市民の方から御要望をお聞きしていたんですが、子どもの医療用眼鏡についてであります。平成18年4月1日から子どもの斜視、弱視、先天性白内障、術後等の治療用眼鏡やコンタクトに療養費の支給対象が始まりました。年齢制限は9歳未満、これは人間の目がほぼ9歳未満ぐらいまでで成長するという観点からのようでありますが、ところが目にはやはり個人差もあります。私も小学校までは1.2でしたが、中学に入って1.5に伸びまして、それ以後ずっと1.5で、今は老眼ですけれども。で、近年子どもの視力が低下している傾向が文部科学省の学校保健統計調査報告書を調べましたところあります。 これがそうなんですけど、裸眼での視力が1.0未満、要するに裸眼で見た場合に一番上の1.0が見えない子ども、これが幼稚園では平成14年のときには26.54%であったのに対し、昨年ではもう27.52、約3割の子どもが一番上の字が見えない。それから、小学校では25.67%だったのが、平成24年ではもう30.68%の子どもが1年生に入った、これ小学校全体ですから小学生の子どもの3割が一番上の字が見えない、視力が低下している。中学校におきましては、平成14年は49.04%だったのに対し、平成24年では54.38%、半分以上が目が見えないということになってますね。高等学校におきましてはさらに進んで、平成14年度は63%でしたが、平成24年度は64.47%まで、視力の1.0未満の子どもが増えているという現状があるようであります。 総社市では、私が平成14年か15年ぐらいに目のことを質問させていただいて、目のチェック項目10ということで保健師さんが健診時に目のチェック、この10項目に対してチェックをしましょうということを保健師さんから毎回説明をしていただいて、御尽力をいただいているところでありますが、やはり9歳を超えても当然医療用眼鏡は必要でありますし、お母さん方から、5歳未満では1年ごとの更新なんですが、5歳を過ぎると、一度目を作ると2年作れなくなりますので、ちょうどその作った時期によると9歳未満の保険適用が受ける直後に眼鏡を作らなければいけないという子どもが出てきます。そういったことからも、大変目は重要であります。これだけ目の視力が低下している子どもを考えると、やはり治療用眼鏡というのは必要ではないかなって思います。これはもう保険適用が切れている以後ですから、医療費には関係ありませんので、子育て応援としてこれまでどおり、上限は設けるとして、小学校修了までせめて総社市として補助ができないかということをお聞きしたいんですが、いかがでしょうか。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) おはようございます。 またまた頓宮議員が今議会も1番バッターということで、その引きの強さはすばらしいと思っております。 答弁をいたしたいと思いますけれども、本当に医療用眼鏡とか、斜視であるとか、先天性の白内障であるとか、術後の経過を見るために使う医療用眼鏡は必要だということも十分私自身認識いたしておりますけれども、今の感じで9歳以上も3万7,801円以下であれば保険適用扱いになりまして、7割が保険で3割が自己負担分でございますけれども、その分は保険適用でございますから、小児医療費の無料化の中でペイできるということで、無料になっております。で、同時に、例えば5万円ぐらいの眼鏡を購入したとしても、自己負担が1万2,000円から3,000円ぐらいで収まるものと思いますので、現行制度でとりあえずはいかせていただきたいというふうに思います。 今、これからセカンドステージだというふうに僕は言っておりますけれども、小児医療費の削減について、今年一年、今年度一年もう少しお互いが支え合ったり、お互いが節度ある受診態勢に努めていただいて、もうちょっとお父さん、お母さん、子どもたちの中でこの意識が撹拌して、どう出てくるかというのをその様子を見たいというふうに思っております。 ○議長(渡邊繁雄君) 頓宮美津子さん。 ◆7番(頓宮美津子君) 御答弁では現行でということで、小児医療費とは全く、今回私が提案させていただいているのは、小児医療費に響くものでもなく、子育て支援として別個のものになってしまいますので、9歳未満が保険適用ということでそれはあれですけど。この場合は、目の場合は先天的なものもそうですし、もともと弱視とか斜視とかというのは医療費削減で努力をしてもどうにもならないものでありまして、先ほど市長の御答弁は医療費削減の方にやっぱり向かわれたなと思ったんですけど、今回はそういうことではなくて、医療費の範囲の外れた子どもたちのせめて小学校在学中までは自分の治療に係る眼鏡に少しでも補助をいたしませんかという提案をさせていただいているわけです。で、担当課に今の9歳未満の段階では月に3人ぐらいの御申出があるそうで、年間30人ぐらい。そうすると、今9歳未満ですから、あと3年ですか、3年生までもいかないんですよね、9歳未満ですから、お誕生日が来たら終わってしまいますので、ですからせめて小学生、小学校終わるまで何とか助成をもう少しでも、上限を3万円から半額でもいいですし、少しでも助成をすることができないかなって、数にしたらそんなに多い、100件ぐらいの負担ではないかなと私は予測するのですが、どうでしょうか。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 上限は3万7,801円なんで、上限を半分とかじゃなしに、3万7,801円は小学校6年生まで保障されているわけでありまして、それよりも高い眼鏡を買うと自己負担が発生するわけでございますので、6年生までも3万7,801円以内であれば無料なわけでございます。 ○議長(渡邊繁雄君) 頓宮美津子さん。 ◆7番(頓宮美津子君) 多分市長勘違いされていると思うんですけど、保険適用があるのは9歳未満ですから、小学校6年生までの医療費の無料化の範疇からは外れるんです、その眼鏡に関しては。だから、小学校6年生まで保険適用で総社市の場合は伸びてるわけではないんです。この眼鏡のことに関しては、治療眼鏡のことに関しては9歳の誕生日でもって消失してしまいます。ですから、それ以後5万円かかったら、5万円全額払わなければいけないんですね。そのことをせめて眼鏡のことに関して小学校6年生までできませんかという提案です。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 私、理解不足で間違っておりました。 で、ただ別個のものだということは分かるんですけれども、ちょっと総社市民に向けて、このテレビの前で言いたいんですけれども、やっぱり何でもかんでもただというのは、もうちょっと今の世の中の中で僕は合致しないんじゃないかというふうに思っているんです。で、小児医療費も6年生まではただで続けていきたいと思っておりますけれども、それを今5,800万円も最初からいうとがんと増えた中で、さらにこれもただ、あれもただというのはね、ちょっとこの1年、2年、小児医療費の検討をしている中で、ちょっとお待ちいただきたいという考えであります。 ○議長(渡邊繁雄君) 頓宮美津子さん。 ◆7番(頓宮美津子君) 小児医療費のこととどうしても一緒になってしまうので、ただにはなりません。例えば私が今回提案させていただいている部分で、半額、あるいは反対に3割ぐらいまでしか補助できませんよ、それも上限を1万5,000円までですよということも可能ですから、ただにはならないわけです。で、もし小学校6年生までが無理でしたら、一歩引いて9歳未満の学年の終わるまで、いわゆる誕生日が来たら誕生日の2日前で失効してしまいます、申請する権利が。で、やっぱり個人差が先ほどもありますので、せめてその学年、9歳未満ですから、9歳に達する学年度まで引き延ばせませんか。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) それはやりましょう。それは理論的に誕生日、9歳というものでは不公平感が生じると思いますので、それは学年でそろえたらいいと思います。 ○議長(渡邊繁雄君) 頓宮美津子さん。
    ◆7番(頓宮美津子君) では、小児医療費が落ち着くことを考えて、次のステップはまた次のときにさせていただきたいと思います。 それでは、福祉行政についての2点目に移ります。 次は、骨髄移植ドナー支援事業を創設してはどうかということであります。 現在日本では、3人に一人が何かのがんになると言われています。今や国民の病気の一つでもあります。で、その中でも毎年白血病や再生不良性貧血などの血液の難病を約6,000人の方が発症されています。この病気によって正常な造血が行われなくなった患者さんの造血幹細胞を健康な方の造血幹細胞と入れかえることによって回復させる方法、これがいわゆる骨髄移植、あるいは末梢血幹細胞移植というのがありまして、それが有効とされています。日本では骨髄バンク事業が1992年に開始され、これまで多くの患者さんが救われてきました。しかし、毎年この移植を必要とする患者さんは、少なくとも2,000人いると言われています。実際には1,200から1,300件ほどにとどまっているようであります。で、多くのドナーが必要という現状があります。 そこで、さらに適合のドナーが見つかったとしても、骨髄を採取するには3日から5日の入院が必要だったり、終わった後も通院が必要だったり、その採取する費用、医療費は要らないんですが、結局お勤めをしてらっしゃる方であれば仕事を休まなければいけない、あるいはパートの方とかもいますから、当然それも休まなければいけない。今の制度では休業補償の制度がありませんので、結局会社を休むことができなかったり、あるいは子どもの18歳から54歳まで、私今回これ勉強して、登録しようと思ったらもう無理だったんですね、2歳オーバーで。もう何でもっと早く気がつかなかったんだろうって大変後悔したんですけど、そういったことから若い人も多いわけですよね。そうすると、どうしても家族の介護が必要だったり、家族から御理解いただけなかったりということで、骨髄移植自体もすごく痛いというふうに思ってらっしゃる方が多くて、私もそうだったんですけど、今回団体にお尋ねしたら、そういうことも間違った情報が流れていて、それが懸念されている理由の一つにもあるんだということをおっしゃっていましたけど、そういったいろいろな理由で、一番の理由は経済的な負担がかかるということなんですけど、それで実際にドナー候補者になった方のうち、4割もの方が最終的にはキャンセルをしている、そういった現実があります。これはもう移植を待っている患者さんにとっては本当に残念なことで、そこで救える命を救う事業を支援しようというのがこの回の骨髄移植ドナー支援事業であります。ドナー候補者になられた方が経済的な理由でキャンセルすることのないよう、助成金を交付しようというものです。 全国でもこの動きが今広がっておりまして、昨年10月から開始したのが2自治体、そして本年4月から13の自治体がこのいろんな方法、中身はいろいろですけれども、支援事業を創設して実際しております。残念なことに中国地方で山陽地域、広島県でも岡山県でも、どの自治体でもまだこれをやっておりません。で、現在岡山県にはドナー登録が累計で6,593人、移植事例がこれまで432例あったそうです。で、1,000人当たり7.67人と平均よりも若干上なんですね、岡山県が。でも、どこもそういう支援事業をしようという自治体が出てきておりません。 で、今まで実施しようといった自治体の中で具体的にどのような内容になっているのかということを調べましたところ、そんなに予算的にも負担をしているわけでもないので、是非子育て王国、弱者に優しい総社市、命を守る総社市として、山陽エリアで初のこの支援を開始できる事業を創設してはどうかということでありますが、いかがでしょうか。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 本当に骨髄バンクの制度については毎年毎年6,000人の方が全国で発症しているというその事実、で、その病気になってらっしゃる方はもう本当に一日千秋の思いでドナーが見つかることを願っています。ただ、43万人といわれる全国の骨髄バンク提供予定者、ドナーの方々というのは、肉親なら合致するDNA合致があるんですけれども、第三者、他人に対して合致するというのはもう本当にまれなケースとして倍率がものすごく高くて、本当にドナーが合致したにも関わらず、それがもうドタキャンであるとか、さっきおっしゃった経済的な理由であるとか、当たってしまったという恐怖みたいなものがあったりと怖気づいたりとか、いろんな理由が、家族の同意が得られないとか、そういう中で本当にせっかく見つかったドナーが逃げていってしまうということはよくあるケースで、それは患者さんから見れば本当に失意のどん底に落とされるということでありますので、総社市は来年4月1日からこの支援事業を総社流で独自の考え方で進めていきたいと、創設したいと思います。 ○議長(渡邊繁雄君) 頓宮美津子さん。 ◆7番(頓宮美津子君) ありがとうございます。こんなに簡単に御了解いただけると思わなかったので、次に言うこといっぱい用意してたんですが、ありがとうございます。 総社流、どういう総社流になるのかというのを期待しながら、1つ、加茂市というところがかなり、一番最初にやったのが新潟県でありまして、加茂市も新潟県の中のある市ですけど、ここが試算が、担当にも御提供させていただきましたが、加茂市が予算額が年間2人であろうということで、7日の入院で1日2万円で28万円という予算をつけていらっしゃいます。で、また先ほど紹介した13自治体の中では、企業に御理解いただかなければいけないので、1週間お休みをいただいた企業に幾らかの報奨、企業にも助成をするという、様々な内容でいろんな形でドナーの方がコーディネーターできるように努力しているということでありますので、総社流、期待をして、この質問を終わらせていただきます。 では、最後の質問に移らせていただきます。 最後は教育行政ですので、教育長にお尋ねをさせていただきます。 小1グッドスタート事業についてであります。 この事業は、小学校1年生の様々な諸問題、小1プロブレムを解消するべく、子どもたち一人一人へのきめ細かな対応の充実を図るものとして、円滑な義務教育のスタートを図る上に重要な事業でありまして、県が実施している半年間の支援事業ですが、総社市はこの重要性を鑑み、市費により継続し、1年間としてやってきたところでありますが、現状としては今どのようになっているのか、お教えください。 ○議長(渡邊繁雄君) 教育長。              〔教育長 山中栄輔君 登壇〕 ◎教育長(山中栄輔君) 頓宮議員の御質問にお答えいたします。 今御質問にありましたように、グッドスタートは県が7カ月間、4月から10月まで、昔は全部県がやってくれていたようですけども、平成21年から10月までになったということで、残りの11月から3月まで、この5カ月間は市費で今やっております。で、現状は30名以上の学級に配置するということで、現在4学校11名、11学級でございます、に配置しております。 ○議長(渡邊繁雄君) 頓宮美津子さん。 ◆7番(頓宮美津子君) ありがとうございます。 ただ、4学校11学級、それは毎日支援員、小1グッドスタートは担任のほかにもう一人支援の方が配置すると思うんですけど、これまでどおり毎日行っているのでしょうか。 ○議長(渡邊繁雄君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) 県は授業日数でいいますと111日間毎日、市は89日間毎日、ちょっと時間数が県は4時間ですけども、市は2時間ということで若干少な目になってんですが、これは2年生になるとコンディションが変わるので、そこへのつなぎということでそういうふうになっておりますけれども、具体的にはこれから実態を見ながら、いろんなことを考えていきたいというふうに思っております。 ○議長(渡邊繁雄君) 頓宮美津子さん。 ◆7番(頓宮美津子君) ありがとうございます。 県が6カ月対応している日数時間よりも、市費になって少し減っているということでありますが、教育長、それで十分な小1グッドスタートに対応できるとお思いですか。 ○議長(渡邊繁雄君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) 時間数は確かに半分です。で、やはり内容を見ながら、おっしゃったようなことを必要であれば改善していきたいというふうに考えております。 ○議長(渡邊繁雄君) 頓宮美津子さん。 ◆7番(頓宮美津子君) 以前は時間数と日数減っていなかったと思うのですが、なぜ減ったのでしょうか。 ○議長(渡邊繁雄君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) どのようにして減ったか、経緯は私自身は把握しておりませんけれども、先ほど申し上げましたように、小1というのは非常に大事であります。それからもう一つ、今我々が県とか国にお願いしてるのは少人数学級です。これとのコンビネーションも含めて、全部何でも何でも市でやるのかということもありますので、どうしてもできないんであれば市でカバーするということはやむを得ないと思いますけれども、本来は県とか国に要望していくというんですかね、それが筋であります。ただ、現実は申し上げたようなことがありますので、よくそれは柔軟に考えていきたいと思っております。 ○議長(渡邊繁雄君) 頓宮美津子さん。 ◆7番(頓宮美津子君) 今まで小1グッドスタートで現場にいた方からの御意見もありましたので、私それを伺ったときにやっぱり1年間は、小学校1年生の1年間はやっぱり必要ではないかなというのを痛切に思っています。で、そこで大変お金のかかることかもしれませんので、例えば小1グッドスタートという名前ではなくて、岡山市は違う名前で、例えば岡山市は岡山っ子スタートサポート事業とか、あるいは習熟度別サポート事業とか、はぐくむ心・あったかハート事業とか、いろんな名前をしながらボランティアの皆さんを活用しながら、とにかく1年生の間はあらゆる人の目が配置できる。で、総社市には雪舟ボランティアという制度もございますし、やっぱり30人以上の学級では何らかの形で小学校修了まではやはりサポートするもう一つの目があるべきではないかな。 平成19年ですか、適応調査というのを全国で各教育委員会にされたと聞いておりました。岡山県は結構回答率が高かったのですが、じっとできないとか、問題行動があるとか、なかなか集団についていけないという子どもが小学校1年生の末まで2割ぐらい、それが存続するというアンケートもありました。そういったことからいって、確かに最初の入学式に前の方に行ったりするような子どもが2年生になる頃には落ち着くということも確かにありますけど、なかなかそれが全ての子どもがそうなる現状でもないですし、私も小学校に読み聞かせ、朝読に2校に行かせていただいていますが、私がここで本を読んでいるときに、もう先生は本当に冷や冷やしながら目を見てらっしゃるんです。子どもですから私は全然構わないんですけど、後ろを向いている子どももいれば、机の上に乗っかっていて前に来ない子どももいます。それでもちゃんと聞いてくれているので、私は一生懸命本を読ませていただいていますが、先生はもう本当にこんな感じで、もう大変な思いで1年生を面倒見ていらっしゃる。それが少しずつ落ち着いてくるのは、私も1学期、2学期、3学期、行きますから分かりますけれど、やっぱり1年生修了まで、2年生に無事つなげるぐらいまで何とかボランティアあるいは産官学で県立大学の学生さんとか、いろんなことを活用しながら、何とか小1グッドスタートを最初の前半の6カ月に、余り変わりない、差がない形で継続していただきたいと思うのですが、どうでしょうか。 ○議長(渡邊繁雄君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) おっしゃるとおりでありまして、ボランティアも活用しながら進めたいと思います。で、先ほど御質問がありました、やっぱり支援を必要とする子どもたちが増えております。で、今年はそういう支援員を13名追加配置しております。で、これの中の大半が支援を要求する子どもたち、これは通常学級の中の子どもたちです。優先順位はございますけれども、必要性は十分感じておりまして、この辺も今御提案になりましたことも配慮して対応を進めていきたいと思っております。 ○議長(渡邊繁雄君) 頓宮美津子さん。 ◆7番(頓宮美津子君) 国が35人学級を徐々に増やしていくのを一時中断をしておりますので、その中でも特別支援学級等ほかの段階で人件費をかなり教育長が市長の方へ予算要求していただいたということは聞いておりまして、大変御尽力いただいてるのは分かっているのですが、小1グッドスタートも同じように是非やっていただけることを期待して、では質問を終わります。ありがとうございました。(拍手) ○議長(渡邊繁雄君) 次に、20番中村吉男君の質問を許します。 20番中村吉男君。              〔20番 中村吉男君 登壇〕 ◆20番(中村吉男君) 議長から発言のお許しをいただきましたので、通告にいたしております事柄について一般質問をさせていただきます。新生クラブの中村でございます。 市長に就任して以来、積極的にあらゆる政策に取り組まれ、事業にも前向きに進められ、事業が完成した事業、政策もあるかもしれませんが、私も今回の質問なり、お尋ねが最後になるかもしれませんが、私も簡単にお尋ねをしたい。質問にもいたすつもりでありますので、市長の答弁も簡潔にお願いを特にいたしておきます。 それでは、まず1点目の井尻野中原雨水幹線整備事業と中原川の浸水対策事業の今後の取組についてでございます。 この事業は、御承知のとおり、公共下水道整備事業の雨水対策事業といたしまして実施をしているものでありますが、この補助対象事業の以前は上流の田畑から宅地化にされた住宅、特に真壁住宅を初め、中原地内の床下浸水、または田畑の冠水解消のため、あるいは一部の災害対策事業として計画され、部分的には一部改良が実施されたものでございます。状況はどうでありましょうか。しかしながら、平成22年度からは東総社中原線の上流は未完成で、一部工事が行われただけであります。そのため毎年大雨、長雨あるいは台風などの豪雨時、またはゲリラ豪雨のときには、いろいろな対策が講じるもの、真壁住宅を初めその周辺が水浸しとなり、何かと大変な状況となっておるわけであります。平成24年7月6日、あるいは7日にも、以前同様の被害が出ているところでもございます。今年の7月にも豪雨による被害が出ておると思うのであります。 そこで、今22年度から何年も滞っておるこの事業にどのような次第で取り組んでいこうとしておられるのか、計画なりをお尋ねをいたします。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) 中村議員の御質問にお答えをいたします。 中村議員が最も思い入れの深いこの中原川の改修の件でございますけれども、これ東総社中原線から北に向けて未改修の工区が多く残っているのは事実でございます。これを総額11億円になるという想定のもとに、かつての行政がやるといったと、できていないと、やると言ったじゃないかという、言った言わないの交渉がずっと続いておりました。その結果として、予算が不用意なものですから、ずっとできないままだ。11億円を手をつけるのかという部分において、我々が及び腰であったというのを恥じておりますけれども、そのことをもとに昨年の11月23日に地元の町内会の役員の方と土木員の方で、私が出席をいたしまして、言った言わないというのをずっと繰り返しているよりも、僕は11億円使ってこの改修はとりあえず当面のところできませんのんで、美しい川を作るよりか、洪水を、ゲリラ豪雨は別として、防ぐことができる結果優先でやりませんかと。で、相応の工法をとって、できるところからやりたいんですと。しかし、11億円使って全工区をやり切るというのは無理ですから、できませんと。で、それで納得していただけるんなら工事着工いたしましょうというお話をいたしましたところ、地元の方々もセーヌ川のような美しい川を求めてるんではないと、とにかく当座がしのげる工事を早急にやってくれということで合意に至りました。 その結果として、平成20年からですけれども、真壁住宅の西側のこのZ部分の用水をなだらかな広い用水に拡幅した、それからその部分に橋を作った、それから地元の方々に河川の用水のモ引をしてもらってる、そこをまず直しました。で、その後ですけれども、残余の1,040mの区間につきまして調査したところ、その間に極めて河川の幅が狭いところが150mございまして、これを広げないといけないということで、とりあえず20m部分については拡幅工事をいたしまして、さらに80m以降続けていこうということで、今後計画を遂行してまいります。 詳しい位置、場所については、担当部長の方から答弁をさせていただきます。 ○議長(渡邊繁雄君) 産業部長。 ◎産業部長(中島邦夫君) 命によりまして私の方から答弁させていただきます。 今年度、先ほど市長が申しました20mをコンクリートをはつって断面を広げた箇所は、真壁住宅の西側に当たります。ここが一部改修済みの区間のすぐ下流になります。そこを20m拡幅いたしました。そして、その引き続き下流80mにつきましても、今の断面の横に4mの道路をつけて、そこの境に幅1mの水路を設ける計画にしております。 以上でございます。 ○議長(渡邊繁雄君) 中村吉男君。 ◆20番(中村吉男君) いろいろと市長なり御答弁、あるいは部長さんにも御答弁をいただきました。いま一度私はそういうことについての考え方、いろいろと今までお話があったことについて、市長もよく認識されておると思うんでありますが、排水事業について若干ここで触れてみたい、このように思います。 雨水排水事業で中原雨水ポンプ場はユニチカ常盤工場の南に中原ポンプ場が昭和62年から平成6年にかけまして工事を行いまして、注水年月日は平成6年3月に完成をいたしまして、建設費約19億8,000万円を投資をいたしまして、その後井尻野中原雨水幹線整備が、平成11年から平成21年まで中原雨水ポンプ場からウイングバレイ入り口まで約2,500mであります。中原雨水ポンプ場から東総社中原線22m道路まで約1,290mと真壁住宅西の中原川170mが完成区間であります。整備費の今市長がおっしゃいましたように、約11億9,000万円が、今さっき完成、残っておるわけであります。東総社中原線からウイングバレイの入り口まで、今さっきお話がありました1,040mがいまだに未完成であります。残事業、今市長もおっしゃいました11億円ほど当初がかかると。当初のこれは移転補償、別個でございまして、約11億円が必要というような計画をされておったわけであります。どのような手法で今後行って、今部長からもいろいろとお話がありましたが、伺いたいなと。もう一度ひとつ御答弁を分かりやすくお願いをいたしたい。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 基本的には、真壁住宅の付近の入り口の部分を広げるということですね。それから、1,040mの部分のその中でも最も狭あいな部分については副水路を設けてその水路を拡幅するという工事をやらせてください。で、その工事をやって、様子を見させてください。で、ゲリラ豪雨に、これ完全に対応するというのはそれは無理です。今の時代で、もう1時間雨量100㎜とか、そういうのが来ると、そりゃあもうこの中原どころか、もうこの辺も水浸しになるのは、そりゃあ当然のことであります。それは来てはならぬことですけれども、今のゲリラ豪雨に耐え得るような都市設計はあり得ないと思いますけれども、通常の雨量であれば今の工法で対処できるのではないかというふうに考えております。 ○議長(渡邊繁雄君) 中村吉男君。 ◆20番(中村吉男君) 御答弁をいただきました。ゲリラ豪雨には、なかなかこれは全部きちっとして対応すると、対処できるというのはなかなか難しいというようなことでございますが、私はこれを抜本的に見直して、水路の今さっき部長が言いました中原川の用水のへりの換地、これを取り込んで上だけ幅を広げていこうというようなことではなかろうかなと、このように思うわけでありますが、それでは大変豪雨時にはまだまだこれからウイングバレイの上、農地もまだあります。そこを宅地化になったら、あるいは工場が来たら、全部駐車場を舗装かけるわけであります。そうすると一発にあれが出てくる。そうして、またウイングバレイの南側に貯水槽が、あれ400㎡だったと思うんでありますが、これがもうすぐいっぱいになって、ポンプ2台で高梁川へ抜いても、ところが鉄工団地の地下水はいつも抜いておるわけであります。その抜いたものが中原川へ流れる、豪雨も流れてくるということになると、真壁住宅がいつも浸かる。そして、その周辺の方々の庭先まで水が入ってくるということになるから、私は抜本的に直した方が、広げた方がいいんではなかろうかなと、非常に前、中原、今市長が言いました、昨年11月でありますが、中原の会議所へ市長を初め部長、あるいは担当も大勢来られまして、私も出席をさせていただきました。そのときにもいろいろとお話があったわけでありますが、今さっきせき板12枚入っておる、あるいはモ引を地元にしていただく、そうするともう若干でも流れがよくなるんじゃねえかと、そして田畑にはポンプを設置して、水を入れるというようなことでは、抜本的な解決にならないということであったわけであり、そしてそこで市長が全部やるというと20億円ぐらいはかかる、それは到底総社市としてできないというようなことであったろうと、このように思います。 じゃから、私は抜本的に時間がかかろうとも少しずつ広げて、買収なり、あるいは寄附される方もおるかも分かりません。今さっきお話がありました道路を設置して、そこへ水路を拡幅していくというようないろいろなお話もございましたが、私はそこらあたりもこれからウイングバレイから22mまででも宅地化が非常に進んでおるわけであります。農地がだんだんなくなっておるわけであり、市街化区域であります。じゃから、そこらあたりは非常に中原の者が、あの周辺の者が非常に心配をし、市の大雨が降ったときには真壁住宅等は環境課が行って消毒をされておるというような状態が続いておるわけであります。本当に真壁住宅の西側、私が言うのはなぜ真壁住宅のあの周辺が水がいつも流入、豪雨のときには流入するのに、北側あるいは西側になぜブロックでも設置をして、あるいは土のうをいつでも使えるようなんを持っていって、対処できるような手法がなぜできなかったかということであります。そこらあたりはちょっとそういう考えがなぜつかなんだんかと、へえで22年からなぜ今まで長年の懸案であったものがそれが拡幅ができないということに疑問を抱いておるわけ、そこらあたりをひとつ考え方、真壁住宅の考え方、あるいはその22年からなぜ具体的にこうこうこうこうこれでできなかったんだと、少しずつでもしていけばいいのを全然手をつけずに今までほっておるから、こういう事態が起きるわけであります。そこらあたりをひとつお願いします。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 中村議員のおっしゃるとおりでございます。総工費が20億円なんなんとする。また、移転の費用も含めますと、それ以上に11億円プラス9億円か10億円か。これ今一般会計250億円程度でやっている我が総社市、財政力指数が60の総社市で、この中原川の工事に20億円かけて特化してこれをやるということを言い切った場合、それは何年後ですかと聞かれて、20年後、30年後には完成するかもしれませんみたいなことで、僕は市民は守れないと思うんです。で、私は本当に地元の方々に申し訳ないですけれども、この改修に20億円かけることはできませんから、今困っていることを最優先課題として解決したいんですということを、去年地元の方々におわびを申し上げながら理解を得たところであります。で、これは本当に僕にとっても、行政にとってはその抜本的な河川改修ができなかったということは、非常に断腸の思いではございますけれども、ただ今これだけ気候変動があって、かなり激しい雨が降るようになって、毎回毎回この中原住宅が浸水したり、床上になったりする中で、はい、20年、30年かけて、この20億円の工事をちょっとずつ進めていきますからといって市民が守れるとは僕は到底思えないので、とりあえず今できることを即効的にやって、そして雨量を見て、不具合があるようであれば暫時変えていく、そういうやり方に変えさせてくださいと。20億円、30億円かけて、何十年もかけてだんだんちょっとずつやっていきますというものでは、やっぱり僕は市民に対して、これは責任が持てない話になるのではないかと、そういう考え方であります。 ○議長(渡邊繁雄君) 中村吉男君。 ◆20番(中村吉男君) 市長からいろいろな、金に伴うことでありまして、財政が非常にひっ迫しておる状況の中でなかなか難しいと、こういうことは非常によく分かるわけでありますが、本年も予算を、ありゃあ500万円でしたか、つけていただきまして、今工事をやっておると。そして、宅地化が進んでおる中、寄附したろうとか、あるいは買収していこうと協力体制が非常にあの地域はできておるようであり、まして今私が、副市長が地元の状況を非常に一番よく知っておられる、豪雨時にはどうなる、長雨のときにはどうなると、家の方まで来るというような状況は非常に副市長は知っておられると思うんであります。そこらあたりは、副市長、何かありましたらお聞かせをいただきたい。 ○議長(渡邊繁雄君) 副市長。 ◎副市長(荒木政廣君) 中村議員の御質問なんですが、今まで何もしてないじゃないかということなんですが、あれはウイングバレイのところにタンクを据えて、総社駅から総社大橋に向かう道路の下の水路のところに水量計をつけております。それによって、その水路がオーバーすると、そこから自動的にポンプで排水すると、強制排水すると。それであの当時は賄っていたわけですが、それ以後宅地化が進みまして、ゲリラ豪雨のときにはあっこはつかるということで、真壁住宅のところにもある程度のブロックで塀をしております。壁をしております。それから、その後真壁住宅のクランクの下の橋のかさ上げをして、あれによって当分の間は今までのような格好での浸水はなかったということなんですが、ここ二、三年の強い雨によりまして浸水することが度々ということなんで、今おっしゃりました産業部長が言いましたところを改修することによって、あそこの水量が毎秒2トンか2トン以下なんです。それを今の計画でやりますと、それが毎秒3トン強は流れるということで、これで今のどんどん浸水は防げるんではないかということで、それを施工します。それによって、これからのまただんだんゲリラ豪雨の激しいことになりますと、2の矢、3の矢ということで、改修計画もしております。それから、さきにも言いましたように、真壁住宅のところの水路の入り口のところを抜くともう補助水路がありますんで、そこへ抜きたいなというふうな考えを持っておりますんで、地元の方の御心配はもう重々なんですけど、我々も全力を持って対処してまいりますんで、よろしくお願いいたします。 ○議長(渡邊繁雄君) 中村吉男君。 ◆20番(中村吉男君) 今、副市長の方からよく御承知で、お聞きをいたしました。市長にもお聞きをいたしました。よく分かったわけであり、私は真壁住宅、あるいはその地域住民が安心して日々の日常生活ができますように、長年の懸案でもございます。是非ひとつ今の改良工事が本年度で済むんかも分かりませんが、ひとつそれだけで完成と、済んだということでなしに、長い目でひとつこの抜本的に見直すところは見直して、今後工場進出、あるいは宅地開発ができても、進んでも、豪雨時にはいつも災害が発生することが考えられますので、ひとつ今後もよく注視されまして、ひとつよろしくお願いをいたしまして質問を、この質問については終わりたいと、このように思います。 それでは、次の2番の企業誘致についてであります。 この1番の項に(1)にしておりますユニチカ跡地の企業進出を市としてどのように捉え、地元説明をし、理解を得て、今までどのような取組を地域住民、特にユニチカ前、中原の方へどのようなお話をされ、理解を得ておるかと、その経過についてお伺いをいたしたい。ある程度のことは私知っておりますが、ひとつそこらあたりもお聞きしたいなと。あそこは常盤地内であります。私は地元であります。ユニチカの跡地に企業3社が進出をすることが決定いたしましたが、非常に喜ばしいことでもございます。平成11年12月16日にユニチカ株式会社から寄附をしていただきました跡地への企業誘致について、地元への説明、今さっきのような理解、地域住民、企業各社に対し、どのような取組み等をされておるかというのは、説明会をする、そして回覧板を出されたんか知りませんが、皆さんが理解しておる人と回覧を見ん人、あるいは説明会に来られん人等々多々あるわけであります。だから、そこらあたりをひとつお答えをいただきたいなと、そのように思っておるわけでありまして、総社市が誘致をしてそのままでほっておいたんではありますまあが、企業に対してもひとつ十二分に地元へ入って、御理解、説明をお願いしたい。総社市も一緒にされると思うんですが、そこらあたりについてお考えをお聞かせをいただきたい。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) まず、経緯についてでございますけれども、ここはいわく因縁でありまして、特別支援学校の誘致から始まっておりまして、それが倉敷に行くようなことになりまして、それを受けて議会の皆様方と相談をいたしまして、この地目が企業ゾーンに使えると。今農林大臣とやっておりますけれども、企業誘致で行こうということで、早速ユニチカの本社に私が参りまして、企業誘致で前向きに進めて良いかといったら、よろしゅうございますということでございましたので、その後皆様方の御協力を得て、今年の5月にはシノブフーズが操業をするに至りました。 残余の土地につきましては、大阪富士の跡地についてモンテール株式会社、そして昔のユニチカの社宅があった部分からユニチカ独自の所有地については大黒天物産が参入するということに決定したわけでございます。この間、議員お尋ねの地元に対する説明でございますけれども、我々と企業が一体となりまして地元説明は行っております。さらに、これから大黒天とシノブフーズは工事着工に入ってまいりますので、その前にも事前の説明会はしたいと思っております。 詳しい内容については担当部長の方から答弁いたします。 ○議長(渡邊繁雄君) 産業部長。 ◎産業部長(中島邦夫君) 命によりまして私の方で御説明させていただきます。 地元への説明でございますが、中原町内会、これはユニチカの北側でございます。それと、ユニチカ前町内会と2地区に分けて同じ説明をさせていただいております。 そして、中原町内会の方では、24年3月3日にシノブフーズ、大黒天物産の会社概要、事業計画の説明をまずさせていただきました。そして、その後6月23日、8月26日には市道3127号道の改良計画がありましたので、これの説明を行わさせていただきました。そして、8月26日、これはシノブフーズの事業計画、それから地元の要望の確認、こういったことを説明会で行いました。そして、11月10日にはシノブフーズの地下水の取水について、これの概要説明をさせていただきました。そして、25年3月2日には大黒天物産事業計画の説明、また要望の確認をさせていただきました。そして、6月24日でございますが、モンテールの事業計画、要望等の確認をさせていただきました。 そして、ユニチカ前の町内会の方も、若干日にちは違いますが、同じ説明会をやらさせていただいております。そして、モンテールにつきましては地元の同意を得ることができましたので、今既存の建物の取り壊しに入ってると思います。それから、大黒天物産につきましては、事業計画等のちょっと企業の方のまだ最終的に煮詰まっておりませんので、煮詰まればまた地元への説明会をやらさせていただきます。 以上でございます。 ○議長(渡邊繁雄君) 中村吉男君。 ◆20番(中村吉男君) 市長なり部長から御答弁をいただきました。 私は非常にあれ、企業誘致がスムーズにいけばいいがなと、地域住民にも理解してもろうて、ひとつ、ああ、来て良かったな、雇用にもつながるし、税収の確保もできるし、あるいは人口も増えるでありましょう、良いことばかりは私はないと思うんであります。地元の住民にとりましても、極端に言えば迷惑するぜという人もおられるわけであります。それというのが、道路の整備があそこへ22m、清音神在本線が東に走っておりますが、あそこへ向けて北の方から旧道を走って、あれへ流れ込むわけですわ。そうすると、あそこの従業員、工事するときには工事車両、あるいは今シノブフーズが操業しておるということになると、運送屋から従業員から地域住民から、あそこがラッシュ時には非常にあっこの中原の五差路から北、あの旧道が非常に混雑しておるわけですわ。で、私が思うのに、あそこを若干でも今のうちに、農地ですから、あそこを北に向けて、友愛自動車の方まで広がるところだけは広げて対応しないと、これからシノブフーズ、大黒天物産、それから今言うお菓子メーカーというようになると、地域住民が非常に支障を来すということになりかねないということを中原の町内が心配をしておるわけでありまして、まして通学路、あるいは一般車両も通りますし、非常にあそこがつかえるんではなかろうかなというふうな心配をいたしております。 私は、地元あるいは地域の住民、役員の方から十分なる、いわゆる説明がなされていないようなていをお聞きするわけであり、というのが私のところにお尋ねなりが、しばしば役員なり住民が朝早うから押しかけてくるわけですわ。あれは地元の常盤村時代に、ユニチカを26年に清音村と常盤村が誘致をしたところでもある。その後、再建団体になりまして、あれは8年ぐらいで借金が返せていったわけでありますが、そういうふうな経緯のあるところでありますから、非常に地元の人も関心があるわけであり、そして常盤地区の今ユニチカの跡地、総社市に寄附いただいた面積が2万363㎡があるわけ。その中、シノブフーズ株式会社が8,760㎡、そして大黒天物産株式が1万1,979㎡を総社市が売却しておるわけであります。そして、シノブフーズは本年の市長が今さっき言われました5月から操業を開始しておるわけであり、大黒天物産株式会社は総社市からの購入した土地、あるいはユニチカ株式会社から買収をいたしました土地、合わせまして面積が7万3,316㎡を取得しておるわけであり、9月頃から工場建設が着手するんではなかろうかな、あるいは26年9月頃には操業をするんでなかろうかなという地元の期待もしておるわけでありますが、非常に最近まで建屋が残っていたユニチカの工場の社宅あるいは工場、あるいは倉庫等も撤去されまして、現在では広大な敷地が目をみはる状況になっておるわけであります。これを休眠していた土地に次々とこれから工場建設の音が響くことになります。 製造、あるいは物流センター、あるいは加工食品や生鮮食品の生産、物流の拠点として姿をこれから変えていくわけであり、そうすると今さっき言いました税収の確保、あるいは雇用の増大、あるいは地域の活性化等にも大変良いことであるというふうに皆期待をしておるわけであり、今後地元住民、あるいはユニチカ前町内会、中原の町内会、今後も大変な迷惑をかけることと、建設すると、あるいは操業するということになりますと、なるかもしれません。工事期間中の通学路、あるいは騒音、あるいは振動、あるいは排水、環境、交通問題等、たくさんな課題等が考えられ、総社市と企業といたしましても、今後の取組の考え方、あるいは要望等をしっかり地元要望をお聞きになっておると思うんであり、そしてその次に総社市としても、道路を北側に新しくユニチカから寄附していただきまして道路を拡幅しておりますが、非常に沿道付近については中原は非常に懸念をしておるわけでありますから、そこらあたりの工事中、あるいは騒音、あるいは排水、環境問題等について、あるいは市民から要望があったと思うんで、そこらあたりをお聞きをいたしたい。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 大黒天物産様については若干工事が遅れているようなことでございますけれども、これが竣工していけば、今お聞きしている社員数で言えば、ピーク時にはユニチカさんを含めてモンテール、大黒天、シノブフーズ、1,500名ぐらいな社員数になろうかと思います。その方々が一斉に出入りするわけでございますから、これからの交通の流れというのは中原地内においては全く変わったものになってこようかと思います。 その上で、まず第1点目でございますけども、工事期間中でございますけれども、これの大型車両、工事車両については、大きい道路を通るようにと我が総社市の方から明確に指導したいと思います。それから、様々な問題点については、これから工事着工前に地元説明会を開きますので、いろんな意見を聞きながら、できるものはそれを反映させていきたいと思います。議員がおっしゃられました友愛自動車への北道路などについても、できるものとできないものもありますけども、検討を加えてまいりたいと思います。 それから、工事が終わって、いよいよ操業となった場合に本当に多くの社員の方々が出入りをすることになりますから、そのときはそのときで、また地元の要望に耳を傾けながら対応してまいりたいと思っております。 ○議長(渡邊繁雄君) この際、申し上げます。 中村議員の質問途中でありますけれども、10分間休憩をいたします。              休憩 午前11時13分              再開 午前11時23分 ○議長(渡邊繁雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 中村吉男君、質問継続お願いします。 ◆20番(中村吉男君) それでは、休憩が途中で入りましたので、ちょっと気が抜けたような気がするんでありますが、もう一度燃えてやってみたい。 市長、今さっきピーク時にモンテール、シノブフーズ、大黒天物産、そうすると社員が1,500人ぐれえになるんじゃなかろうかなというようなことでありますが、非常に交通を皆心配しておるわけ。道が狭めえけえ支障を来すというようなことがあってはいけないんで、また水子部長のところへ行って、あの道路のあれをまたお願いをいたします。そういたしたいと思います。 市長、もう一度、私は要望を聞いたと思うんですわ。地元要望が何かあったかというのを何かお忘れじゃねえですか。言われましたか。工事期間中のことはいろいろおっしゃいましたけえど、大型車両は清音神在本線を行くよう地元要望が何々あったというふうな、簡単でええですから、ぼっこう時間ねえですけえ、やってつかあせえ。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 私がダイレクトにお聞きしたのは、近隣の方が非常に騒音が困るという御要望はお伺いいたしましたが、そのほかの具体的な要望事項については、担当部長の方から答弁をいたします。 ○議長(渡邊繁雄君) 産業部長。 ◎産業部長(中島邦夫君) 命によりまして私の方から御説明させていただきます。 企業誘致の方へ地元からの要望は出ております。先ほど議員がおっしゃいました友愛モータースのところの拡幅、それから高梁川の堤防からユニチカ北へ降りる所の降り口に警戒標識の設置、それから新しく作った市道のところへの交通安全施設、これを道路標示とか、それから視線誘導用道路マーカー等々、まだ3件ほど、全部で8件か9件出ております。これは地元説明会のときにこういった要望もお聞きして、すぐ対応できるもの、それから少し時間がかかるもの、それから警察等々と協議をしなければいけないのといろいろありますんで、そういったことも地元の説明会の中では回答させていただきました。 以上です。 ○議長(渡邊繁雄君) 中村吉男君。 ◆20番(中村吉男君) 市長の方からも、要望等についても騒音問題等について要望があったと、あるいは部長の方からは要望箇所、道路の問題、486から降りる道の件、あるいは新道ができたユニチカの北側の道路の標識等、よく分かりました。よろしくお願い、工事事故のないようにひとつお願いをいたしたいと思います。 それからもう一社、私今さっき市長が言われたんでありますが、前大阪富士の跡地に菓子製造メーカー、あるいは製造する、あるいは販売する株式会社モンテール、これの立地協定式はしておるわけですが、地元へ対する説明がなされたんかなされてないんか、あるいはそのあたりはどうだったかなということの確認を、今この便ですからさせていただきたいな。着工はいつ頃か、あるいは地元説明会はいつ頃したのか、するのか、操業はいつかと、この点についてお願いしたい。 ○議長(渡邊繁雄君) 産業部長。 ◎産業部長(中島邦夫君) 命によりまして私の方から御説明いたします。 モンテール株式会社につきましては、6月24日と6月30日にそれぞれ中原町内会、またユニチカ前町内会の方で御説明させていただいております。 それから、操業予定でございますが、26年9月を操業予定といたしております。 以上です。 ○議長(渡邊繁雄君) 中村吉男君。 ◆20番(中村吉男君) 今、部長の方から御答弁をいただきました説明会は、6月24日にやったんだというようなことであります。それから、操業等については26年9月頃であろうと、こういうことであります。分かりました。 それから、今度次へ入りますから、3社とも地下水と上水道を併用されるということでお聞きをしておるわけでありますが、市長もよく御承知のとおりと思うんでありますが、ユニチカの北東部は野菜どころであります。野菜を作っておられる。そして、ユニチカ前の町内会の住民については、地下水をまだ使用されておる家が15戸ぐらいあるんではなかろうかなと、今どうなっとるか分かりませんが、そういうん、その周辺にも地下水を使用しておられる方がおられるんではなかろうかなと。ところが前、ユニチカの町内会の方が第8水源、ユニチカ前第8水源工事のときに地下水がユニチカ前町内が枯れたというか、出にくくなったというようなことがあったわけでありますが、非常に市の対応が不十分だというようなことでお叱りを私は受けたんで、そしてあそこへ今度はお菓子屋が来る、大阪富士のときには2本ぐらい打っとると思うんですわ。そうすると、大黒天、シノブフーズ、あるいはお菓子メーカー等についても地下水を上げるわけです。製造に使うんか、あるいは洗浄するのに使うんか分かりませんが、そういうふうなことで地下水が非常に枯死した場合にどこが責任を、中村さんしてくれるんかなと。企業がするんか、総社市が誘致したんじゃから総社市ともどもに手を携えてそれに対処するんかというようなことを非常に心配をしておるわけであります。それから、もう責任の所在をはっきりして、覚書といいますか、もしそういう事態が発生したら企業が持つんか、総社市が一緒になってそれに対応するんかということをお聞かせをいただきたい。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) そもそもモンテール様、それから大黒天物産さん、それからシノブフーズさん、食品メーカーの結構大手ですね。で、なぜこのエリアに求めたかというと、やっぱり水がいい、地下水がもうふんだんに出てきて、それが硬質の水で非常にいいということが我が総社市のセールスポイントであります。で、今のところお聞きしておりますところによると、シノブフーズさんが1日水量210トン、それから大黒天さんが510トン、それからモンテールさんが300トンを最大限取水するという御計画は聞いておりますけれども、御懸念はおっしゃるとおりでございまして、我々が立地協定をする際にその水の項目というのがございまして、もしこれらの取水によって、新規参入企業の取水によって周辺地域が枯渇した場合においては、速やかに我が総社市が両者の間に立ち、調停及びあっせんを申し上げる、そういうことを約束いたしておりまして、その際には我が市役所が善後策を行うということを約束しておるところであります。 ○議長(渡邊繁雄君) 中村吉男君。 ◆20番(中村吉男君) 御答弁をいただきました。 すみません、休憩時間中に津神議員の方からこの問題等については、水の関係についてはいろいろと御審議し、いろいろと話ができたんだというようなことですが、議員の各位でも知らん人もおろうし、それから地域住民が回覧板で経過を知られておるんかどうかというのが懸念したから今お聞きしたわけであります。本当に日常生活に非常に支障を来さないような対応方を、もしそういうことがあった場合は総社市が間に入っていろいろと手だてをするんだという市長の今の答弁であり、何事もその点について皆心配をしておりますので、よろしくお願いをいたしまして、この質問を終わります。 次に入ります。 最後に、総社駅南地区の土地区画整理事業についてであります。 市長に私は当選して以来、着任して以来、どのようにこの駅南区画事業を認識され、事業に今まで取り組んでこられたか、安全・安心で快適なまちづくりに面積52.2haであります。家屋移転が319戸であります。上下水道、あるいは道路、水路、公園等を整理しながら、平成3年度から平成27年3月末日を目標に事業費は現在121億円で、平成25年度末のその進捗状況は事業ベースで約96%、そして家屋移転状況等はおおむね100%にいくんではなかろうかなということ、あるいは仮換地指定状況は約97%、あるいは保留地処分状況は約68%、道路の築造状況は約97%の予定のようであります。これはひとえに地元住民、関係者、あるいは職員が日夜を徹して、一生懸命職員が対応され、非常に面識を深められ、へえで話がスムーズにいっておるから家の移転等が非常にスムーズにいったんではなかろうかな、私は非常に地域の方も感謝を、一生懸命、熱意があると、ありがたいなというような声も、気軽に来ていただいて話を聞いてくれる、対応してくれるという職員であります。私は非常に頭が下がる思いであります。 それから、家屋移転も今言いましたように、これはもう27年3月31日までには事業を済まさにゃいけんという事業でありますから、今の計画では。へじゃから、非常にこれについても力いっぱいやっていただいて、市長はこの事業の進捗状況、あるいは現状を見てどのようにお考えになっておられるか、そのことについてお伺いをいたしたい。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これも中村議員の大変思い入れの深い事業でございまして、振り返ると私が市長選挙に落選中に中村議員からこの件をよく聞いておりまして、減歩の精神でやるんであるから地域住民に当該移転者に対して将来性を含めて厳重に説明をする、説明責任を果たす、そういう市政をやりなさいと言われて当選させてもらったわけでございます。 私は今その進捗状況をどう思うかについてでございますけれども、平成23年度末日に国土交通省のまちづくり交付金の制度が終了する年に、そのとき時点で47件を残しておりましたから非常に心配いたしておりました。当時、国土交通省から副市長を迎えておりましたので、その副市長の役割はまちづくり交付金に代わる何かを探して持ってくるということがもう至上命題だと議員もおっしゃいました。その努力のかいあって社会資本整備事業交付金というものを取得いたしまして、今総工費、平成3年から始めまして、121億円のうち、112億8,000万円、頑張って頑張ってやってまいりまして、93%の進捗率で27年度末日を目指して、私はこれが速やかに完了するものと、そういう認識をいたしております。頑張ってやりたいと思います。 ○議長(渡邊繁雄君) 中村吉男君。 ◆20番(中村吉男君) 市長、いろいろお話をされました。よく認識されておるようでありますが、選挙中にも、あるいは出るときにも、この事業について感謝の気持ちを忘れないように。私が言いますのが、総社市が施工主であります。そして、減歩方式であります。これは水別線から429までは買収、道路が22m、そして伯備線から486の間まではこれまた買収、真ん中だけが減歩方式でやっておるから、その痛みが非常に多いわけであります。そして、税金も区画整理前は、稲を作っておったんでは固定資産税が払えないというようないろいろな状況もあるわけでありますから、ひとつこれは感謝の気持ちを忘れないようにひとつやっていただきたいな、私は地域住民にむちゃなこと、あるいは御苦労、御心配や苦情を与えつつ事業が進めておられるわけでありますから、皆さん方の協力のたまものだということで、非常に私は感謝をし、みんなが協力した関係上、まちづくりが非常に完成間近であります。私ももう次をやる気はございませんが、心残りなんであります。完成までやると、平成3年からやっておる。平成6年に私は議員にならせて、このことについて一生懸命取り組むから頼むと、こういうお願いをしとるわけ。ところが中途でおりると、こういうことになるとまた残るわけで、余計にこれ引き続いて、市長に強く言うとかにゃいけんわけ。そういうことであります。 ところが、市長、長年住み続けた土地あるいは建物、それを移転をしたり、あるいは解体をしたり、新築をしたり、それを余儀なくされた住民、そしてまた安住の墓地で休まれておる方々の墓地の移転を100基、ちょうど中央にあった公会堂のへりであります。100基協力をしていただいて、掘り起こして、あるいは骨を集め、洗い、骨がめにおさめる。そして、移転を余儀なくされた、そして協力して地域住民に涙を流しながら、先祖に対しお断りをしながら、手を合わせながら、まちづくりに協力をしていただいた方々に対し、私はすまない気持ち、本当に感謝をいつもしております。地元議員といたしまして、市長、部長、あるいは係の職員とともどもに、私は地元あるいは市外等にも出向いていきましてお話をさせていただきまして、協力をいただいて墓地の移転等ができたわけで、ところが墓地を移転しようると分からない、誰が持ち主か分からないというようなことがありまして、私は墓地等が分からないということがありましたので、仏壇の位牌をお借りをいたしまして、これを持っていって合わせ、こういうことをやる。そして、戒名を合わせ、そして骨を集めて、私も骨拾いをした。非常に協力させていただいて、そういう経緯がありますので、市長は何度この事業を現場に来られて見られたか、そして市民に接し、お話、要望、お願い等を聞かれたことがいくつぐらいありますか、ちょっとお聞かせを願いたい。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 何度と言わず行きましたが、内藤章平さんのおうちに何度も行きまして、いろいろな方々の御意向を聞いたりとか、特定のお宅にここの区画は協力しないとか、いろいろ言われたこともあります。ありますが、議員おっしゃるとおり、懸案とされたお宅も、エリアも、そのほとんどがこの計画、区画整理に御協力をしていただいたということは本当に感謝を申し上げたいと思っております。 ○議長(渡邊繁雄君) 中村吉男君。 ◆20番(中村吉男君) いろいろと市長は市長なりにいろいろと何度も区画整理内にて役員の方、あるいは住民とお話をされたということであります。お答えをいただきました。非常にそれはありがたかったかなと、こういうふうに思います。 私は、市長はいろいろと政策を、行って市民と接してくれた、それはもう感謝であります。で、要望も聞いてくださった。へえで、対応する、へえで27年に今さっき言うたまちづくり交付金が既になくなって、社会資本総合交付金で今対応されておるわけであります。非常に私はこの予算が、区画整理内の予算が非常に7億円、8億円でいきょうるわけ、その中借金が3億3,000万円ぐらい払ようるわけ、そう言うた、皆私何遍もここで言うたんでありませんが、4億円ほどしかないわけでありますから、へやから私はこのことに対しまして非常に職員も大変だとお疲れだと思いますが、もう察しておるわけでありますから、市長もいろいろな方面に、このほかにも区画整理だけではありません、いろいろな施策を立ち上げられ、そして協定も結ばれ、あるいは市のあらゆる行事、あるいは地域での催し、あるいはイベント等に参加をされていることは市長のブログを見ればすぐ分かるわけであります。そして、それが余りにも自分自身の行動、あるいはPRに受け取られるようなパフォーマンス的なものが時々ある。市民から苦情が私のところへかかってくるというものがあるだけに、総社市が多くの事業を行っておるんだから、現場へ、とにかく現場主義で、もういつでも原点に返って対話を十二分にしていただきまして、そういう気持ちで十分理解を持ってあらゆる事柄について取り組んでいただきたいな、市民の皆様方が安心・安全で暮らしができ、すばらしい良い総社市になって、住んで良かったなと言えるような総社市になっていくことを祈って私はおるわけであります。事業に対する決意、お聞かせをいただきました。これで私の最後の質問とさせていただきまして、誠にありがとうございました。失礼します。(拍手) ○議長(渡邊繁雄君) 中村議員の質問は終わりました。 この際、私より申し上げますが、諸議案に対する質疑の通告期限を本日午後1時といたしておりますので、通告されますお方は時間厳守で協力を願います。 お昼にやや早いのでありますけれども、お昼の休憩に入らせていただきます。再開は13時とさせていただきます。              休憩 午前11時50分              再開 午後1時0分 ○議長(渡邊繁雄君) 午前に引き続き会議を開きます。 次に、2番難波正吾君の質問を許します。 2番難波正吾君。              〔2番 難波正吾君 登壇〕 ◆2番(難波正吾君) 2番難波でございます。 議長の許可をいただきました。通告に従い、順次伺いたいと思います。 1点目は、服部駅南の整備についてであります。 県立大学開学当時は、駅前広場構想があり、23年度には県道服部停車場線が開通しました。これに伴い、南のロータリー化も計画されていました。さらには、岡山市あるいはJRとの間でLRTの構想もありました。総社市としても、東の拠点、玄関口として非常に重要度の高いエリアと位置付けられております。 まず、今日までの歴史的経過を含めてといいましょうか、構想計画到達状況について伺いたいと思います。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) 2番難波議員の御質問にお答えをいたします。午後からも張り切っていきましょう。 平成23年度に服部停車場線が供用開始されまして、それにあわせて我が市ではロータリーをも含む服部駅南の広場構想というのがありまして、これが遅々として進んでいないというのが実態でございます。これからちょっといろいろ御質問いただいて議論したいと思います。 ○議長(渡邊繁雄君) 難波正吾君。 ◆2番(難波正吾君) 遅々として進まない、これ私が質問した際に、財政的な基盤が整えば大いにこれはやりたい、市長は熱い思いを語られたと、そういうふうに記憶しとるわけですが、問題はその財政、それはなかなか深刻である。しかし、その財政も好転しつつある、そういうふうに我々は評価いたしておるところです。だから、具体的に全く遅々として進みようがないのか、あるいはもっと年次計画を立てて前へ行くのか、その辺ではいかがでしょうか。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 夏祭りがいっぱいありまして、僕もあっちこっち行きましたけれども、服部の四ツ拍子のあの夏祭りに行ったりとか、それよりも以前に秋の子どもみこしとか行きまして、今の服部地域は本当に様変わりしておりまして、特に北溝手ですね、住宅地がもうどんどん建って、子どもの数がもう圧倒的に増えて、これはやっぱり僕はこれからの総社市の東の玄関と言い続けてきましたけれども、本当に現実味を帯びてきたというふうに思っております。それは議員も感じていることと僕は一緒だと思います。 ですから、この服部駅の南といわず、ロータリーというふうな言い方をしておりましたけれども、いま一度これは開発ありきで、これ橋上、向こうの南と北を渡した方がいいのか、北側に何かをするのか、南側はあれは道路になってますから、それを広げた方がいいのかとか、もう一回リセットして、服部駅の周辺については考え直して前向きに進めていきたいと、いや、本当にやっていきたいと思ってます。 都市計画マスタープランでは、住宅促進というそういう文言があるんですけれども、ここは本当に県立大学との入り口でもございますし、今本当に人口急増地域でございますから、ここはもう本腰入れて、予算相談しながらにはなりますけど、もう一回計画し直して、是非相談に乗ってもらいたいと思います。 ○議長(渡邊繁雄君) 難波正吾君。 ◆2番(難波正吾君) 非常に前向きな答弁をいただきました。しかと受け止めて、しっかり町内においても、地元においても、その体制を整えた上で頑張ってまいりたいと思います。 私が町内会長になってから、既に30世帯増えております。この前の夏祭りにおいても市長の挨拶が、ここの祭りはともかくよそと違う、大変熱い思いを語られて、要するに子どもさんが多いと、我々も本当にびっくりしたぐらい子どもが増えて、非常に環境としてはまちづくりとして新しい構想でもって進めてまいる必要があろうかと思います。今後ともよろしくお願いしたいと思います。 それじゃあ次の、昨年の2月に提案した駅東の踏切の、吉備線駅東の踏切南の拡幅工事は早速改良していただけました。市の担当者、土木担当、地元の土木担当、それに総社警察、それから県大の関係者、そして片岡市議と私とその関係者でいろいろ協議した結果、歩道はしっかり確保した上で踏切南の拡幅工事が図られた。安全面ももうかなり前進しました。いわゆる吉備線の南側1車しか確保できなかったと、北側2車線で通行してたと。その踏切の南に、いわゆる歩道のブロックがあったと、そのブロックを西に移設する中で、歩道は然り、水路がありましたから、そこでブロック、若干西に振りながら、その落ち込んだ部分を埋めていき、しかもしっかりと2車線を確保できた。歩道橋は確保でき、そのブロックを西に振ることによって2車線を確保できたと、これは非常に大学関係者も喜んでおり、地元も喜んでおります。ありがとうございました。 問題はやはり踏切を、大学生に限らず、生徒に限らず、大学関係者ほとんどがあの踏切、横断を、横断歩道がないですから、歩道を通りょんじゃなしに、踏切をその手前から斜めに大学の後ろの方に入っていくと。これはやっぱりそのままじゃ、人の動きが非常に不安全な状況になると、これはしっかり大学と当局ともいろいろ意見交換しながら、もうちょっと安全意識を高めていただく。地元は地元としてやりましょう、そういった点でいろいろ市との包括協定も結ばれております。協力関係にあります。そういった点で、まずは皆さん方の安全確保する、要するに散在的に、だあだあだあだあ横断歩道を斜めに入ってもらっては、やっぱりそこに当然車も出くわすわけですね。そこでクラクションを鳴らすと、余り鳴らすのもいい感じがしませんし、鳴らされる方もいい感じがしないという、そういう状況が生まれておりますんで、ここらあたりは極めてソフト的なもんです。よろしく改善を図ってまいりたい、その点からもよろしく御協力お願いしたいと思います。 それじゃあ、この駅南の整備についてはこれぐらいでとどめておきまして、次に教育環境について教育長にお尋ねしたいと思います。 いわゆる教員の配置は県の管轄であろうかと思います。ただ、いわゆる教育環境を取り巻く今の実態、これはかなり深刻じゃないかと思うわけですよ。いわゆる教職員さんも長時間労働、勤務実態、これはなかなか深刻じゃないかとそういう認識を持っておるわけなんですが、2006年にこれは文科省が調査いたしましたですね。教職員の労働時間、労働実態を調査いたしたその結果が、まあまあ民間企業の労働実態より勤務時間よりか、はるかに超えとる。かなり深刻な事態を生んどる、そういう環境にあるという。文科省が2006年に実施した後にですね、これも2006年ですが、かなり経過もたっております。その後、全日本教職員組合、いわゆる全教が2014年10月1日から7日間、1週間集中して調査期間として労働実態をやったと。その中でいわゆる回答数が6,743名、男が3,423名、女性が3,300、まあこういう回答も寄せられた中で、教職員の1カ月の平均時間外勤務、これが勤務日、勤務日がですよ、54時間15分、休日は14時間59分、合計69時間14分でした。いわゆる1カ月の平均時間外勤務時間ですね。全体の33%が月80時間以上の時間外勤務をしておると。特に100時間以上の時間外勤務をしておる教職員が19%と、こんな5人に1人の割合でいることが極めて危険な状況にあるのではないか、これが調査結果にあるものです。 これに関して、教育長、率直なところどういう印象をお持ちか。もちろんこの通告の中で人員の現状はどうかという項目を挙げてますから、教職員の時間外に関しての項目を挙げておりませんが、民間におられた教育長のアバウトな印象でよろしい、そういうことをまず伺っておきたいと思います。 ○議長(渡邊繁雄君) 教育長。              〔教育長 山中栄輔君 登壇〕 ◎教育長(山中栄輔君) 難波議員の御質問にお答えいたします。 まず、人員の方から御説明いたします。 小・中学校の話だと思いますので、小・中学校に限って申し上げますと、小・中合わせて今正規の県の職員というのは374名です。で、正規以外のいわゆる講師その他が123名、合計497名、約25%が正規以外ということになっております。で、県の定員の内容というのは、これも御承知だと思いますけども、学級数に比例する基礎定数とその他もろもろの要求、例えば支援が必要な子どもたちへの対応とかといったことで、加配というのがございます。加配基準があって、これで加配をされると。でも、それでも足らないところは市費で非常勤の先生を雇って配置しているというのが現状でございます。 時間外のことでございますけども、時間外の場合は、先生の場合は時間外契約というのがありませんで、それは御承知のように、ただ定時間以外にどれぐらい仕事があるかということはおっしゃったとおり、非常に時間が多いと思います。ただ、これは単純に人を増やしていいというものではなくて、仕事の中身をもう少し効率的にすることを考えていかないとなかなかうまくいかない。人を増やしたら、また仕事が増えるということでありまして、私の民間との経験というお話でしたので、あえて申し上げますと、民間の場合は時間外はそのまま賃金の増に変わりますので、できるだけ減らす努力をする仕組みになってます。ただ、時間外をしたのにお金を払わないというのは許されませんので、これは厳密に管理をしていくと、そういうことで、うまくコントロールがきくと、過大な無駄な仕事を減らすような仕組みになってるというところが非常に分かりやすい。それと、時間外が全部毎月オープンになりますから、非常に多いところはそこに流動的に人を配置するとか、仕事のやり方を変えるとか、いろんな対策がとれるような仕組みになっておりますので、基本的に仕組みが違うということがこういうことを招くんだと思っております。 ○議長(渡邊繁雄君) 難波正吾君。 ◆2番(難波正吾君) 現状、市にて職員さんを採用してるという、これはどのぐらいおられるんでしょうか。 ○議長(渡邊繁雄君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) 小・中合わせて78名でございます。で、それ以外に123名のうち、45名が県の非常勤で、常勤の講師もおりますけども、常勤、非常勤合わせて県が45名で市が78名でございます。 ○議長(渡邊繁雄君) 難波正吾君。 ◆2番(難波正吾君) そうしますと、逆に市の割合の方がぐっと高いわけですね。いわゆる教職員の採用基準というのは、もともとは国で決められて、それから県の裁量によって多少加配するというケースも出てこようかと思うんですけれど、もとの流れとしては人員不足分は市が責任とって、何とか補填をすると、そういう現状があるわけなんです。 ○議長(渡邊繁雄君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) 責任をとるというよりも、現状に合わせて、例えば特別支援が必要な子どもたちがいます。で、特別支援の必要な内容が違います。例えば1人ずつ全然内容の違う子どもが来たときも、ある人数に達しないと県から国からは加配がないということです。ただ、一人一人をやはりやらないといけないという我々の判断から、そういう部分については市で加配をすると、市費を使ってるということであります。 ○議長(渡邊繁雄君) 難波正吾君。
    ◆2番(難波正吾君) 25年度予算においても、相当教育重視の予算、24年度においてもそうでしたが、いわゆるハードだけでなしに、ソフト面においても教育重視の予算編成になっておるという、そういう評価していいんですか。 ○議長(渡邊繁雄君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) 非常勤を13名増やしていただきました。3,000万円を超える加配ですから、非常に重視、人の面の重視です。それから設備面ではエアコンの設置、それから耐震補強、ですから市費の、市の一般会計の15%弱と、これは極めて高い比率でありまして、教育重視と言えるんじゃないかと思います。 ○議長(渡邊繁雄君) 難波正吾君。 ◆2番(難波正吾君) 人員の現状なり、採用の形態が大分共通の認識になったと思うんですが、教育環境を取り巻くこの深刻な事態、総社市においても決して例外ではないと思うんですが、いわゆるいじめの問題、それから不登校の問題、教育学力においては最近の実績を見ると総社市はかなり数字の高いところまで来てるようでありますが、なかなかいわゆる子どもが生き生きと学び、健全な発展成長を遂げると、そういった点での教育的な配慮、これは教職員の皆さん、あるいは執行部の皆さんの努力が相当なものだろうと私は思うんでありますが、まだまだここへのエネルギーは将来の投資として当然必要となってくると思うんです。そういった点で、教育長が言いましたように、重点的に教育の方へ予算配分してもらってると。それはやっぱり今後もしっかり手当て継続していただいて、子どもがしっかり健全な発達を遂げる、成長を遂げる、教師もしっかり学びながら、子どもと教師の関係、かつての3歩下がって師の影を踏まずと、こういう表現がいいのかどうか分かりませんが、それぐらい本当の信頼関係を子どもと教師の間に構築されるように、今後ともしっかり頑張っていただきたいと思います。 それでは、2番目に移りまして、問題は暑さ対策。 これに関しては、22年の9月議会で私も質問をいたしました。まあハード面で取り組んでまいりたいという、その進捗具合はいかがでしょうかと。特にこの夏は、この夏に限らず、この3年ほどは異常な暑さでした。今朝のテレビ報道でも、5月28日から8月24日まで熱中症で搬送されたり、いわゆる病院での発症が確認された人は1,174人、一部病院で死亡しとると。人口10万人規模に直すと、この岡山県は全国2位の発症率であると、そういう報道がなされとったと思いますが、この暑さ対策、学校における環境整備、暑さ対策は現状での進捗はいかがでしょうか。 ○議長(渡邊繁雄君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) 昨今の暑さの尋常じゃなくて、私もこの4月から7月の夏休みの終わる直前まで学校訪問をやりまして、もう暑さで本当にたまらないと。特に中学校、総社中へ行ったときには、もう暑くて教室に入れないと。で、小学校も35度超えたときは、子どもたちが頬を真っ赤にして、もう髪の毛から汗がぱたぱた落ちてるという状態で、扇風機はほとんど入れてます。で、あと図書室とかエアコンの部屋、特定のところには、コンピューターの部屋はクーラー入れております。で、今年度は校長会で市長に英断をしてもらったんですけど、中学校に全部入れると。本当は小学校にも入れるとおっしゃったんですけど、小学校の場合はまず加配をしてほしいと。先、人ということで後回しになったんですが、西中と東中の3年生にはもう入れました。で、総社中は建設中、新築校舎の建設中だったので対象からは外してたんですが、今回追加で総社中にも入れました。ただ、1年生、2年生は来年できるだけ早く、来年、再来年までに早く入れたいと。これは電源工事が必要なので、ちょっとその工事をする時間が要ると。ですけれども、学校の実態から見ると、できるだけ早く入れたいと思っております。 で、これは小学校も一緒ですので、この暑さ対策については継続的にやっていきたいと、市長にもお願いしたいと思っております。 ○議長(渡邊繁雄君) 難波正吾君。 ◆2番(難波正吾君) 順調に推移しとると、進捗しとると、今後ともひとつよろしくお願い申し上げます。 以上で、私の質問を終わります。ありがとうございました。(拍手) ○議長(渡邊繁雄君) 次に、21番萱原潤君の質問を許します。 21番萱原潤君。              〔21番 萱原 潤君 登壇〕 ◆21番(萱原潤君) 議長に発言のお許しをいただきまして、私もこの議場で市長あるいは教育長に一般質問させていただくのは最後になります。簡潔に基本的なことだけをお尋ねをして、この場を去りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 まず、市長には市政と市議会の関係についてということでお尋ねをしております。総社市議会としての機関決定、機関意思について、その重みをどう認識されていますかというお尋ねでございます。 今さらここで申し上げるまでもありませんけれども、市にはその意思を決める議決機関である市議会、そして議会の決定に基づいて実際に仕事をする市長や教育委員会などの執行機関がございます。自明のとおりでございます。そして、市議会と市長は独立、そして対等の立場で市政を担う、車の両輪のような関係にあるとよく言われます。これも語り古された言葉でございます。私はその車の両輪という意味を市議会と市長がお互いに牽制し合うこと、また調和と均衡を図りながら公正な行政を確保して、市民の意思を尊重した上でより良い市政の実現を目指すことだと常々肝に銘じて今日までやってまいったつもりでございます。 我が国の地方自治体は二元代表制をとっており、繰り返しになりますが、その一翼を担う議会は執行機関とは独立、そして対等の関係にあります。そのような観点から総社市議会としての機関決定、機関意思あるいは団体意思について、市長はその重みをどう認識をされているのかというのがお尋ねをいたしております本意でございます。どうか再度所見をお知らせ願えたらと思います。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) 萱原議員の御質問にお答えをいたします。 僕はこう見えましてもといいますか、議会の意思決定というのは最大のものだというふうに思っておりまして、我々執行部と議会とは対等であり、独立であり、車の両輪によく例えられますけれども、車の両輪というのは同じ一カ所の目的に走っていくわけでございますから、別々の方向に走っていく両輪ではなくて、一つの到達線に向かってパラリンに向かっていくものだと、その向かっていく間は私は最大限議会を重視しておるつもりでありますし、これからもその意思にかわりはございません。 ○議長(渡邊繁雄君) 萱原潤君。 ◆21番(萱原潤君) ありがとうございました。 ここでそれがどうこうということじゃなくて、私は最後に、当たり前のことではありますけれども、議会は総社市の最高決定機関であるということを胸に置いて、いわゆる首長と議会との関係を今後も進めてくださることをお願いをしておきたいと思います。普通ならこれで終わるんですけれども、簡単でよろしいからお答えをいただきたいと思います。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 議会は最高の意思決定機関でございまして、まさしくこの場でございます。それを肝に銘じながら進めてまいりたいと思っております。 ○議長(渡邊繁雄君) 萱原潤君。 ◆21番(萱原潤君) ありがとうございました。 2番目に移らさせていただきたいと思います。 教育行政について教育長にお尋ねをしております。教育行政の事務執行最高責任者として総社市教育行政の推進に当たっての基本姿勢、所信はどうかというお尋ねでございます。 山中教育長には、何度かこの場でこれと共通するものをお尋ねしてまいりました。したがって、基本的なお考えは実は分かってるといってもいいのかもしれません。ただ、ここで山中教育長にこの場で正式に物を申し上げるのも最後になりますので、あえてこのテーマを選んでお尋ねをしております。 教育は国家百年の計、人づくりは長い年月をかけて行うべきという戒めがございます。ですから、教育というのは1年や2年で結果を出すものではなくて、長期的視点で考え、取り組むべきもの、基本はそうあるべきであろうと私も考えておりますし、教育長はどうお考えか。ただし、そのことを肝に据えた上で積極性や改革の施行というものも必要なことも、これまた私も認めますし、教育委員会のお考えはどうかなということ、そういうことについて教育長の基本的な考えを改めてお尋ねをしておきたいと思います。 ○議長(渡邊繁雄君) 教育長。              〔教育長 山中栄輔君 登壇〕 ◎教育長(山中栄輔君) 萱原議員の御質問にお答えいたします。 1年半弱前に同じようにここに立ったのを思い出しますが、ほとんど同じことを質問された。で、あのときは本当にいろいろ勉強して、どう答えたらいいか考えておりましたけれども、この1年たって、総社という、岡山という県の中の教育の実態を一部知ったわけでございますけれども、ほとんど変わらない、当時の思いとですね。それは何かといいますと、総社というまちは非常に環境に恵まれて、しかも昔の日本の良さをまだ残してると。ですから、子どもを育てるには本当にベストの場所だと思っております。 学校を回りましていつも思うんですけども、子どもたちが本当に人懐こくて素直です。幾ら悪餓鬼と言ってはいけませんけども、やんちゃな子でも本当にそういうふうに接すれば、本当に素直。こういう子どもたちをどう育てるかということでありますけれども、私が2点強く感じたことは、1つは子どもたちの社会性が十分に育ってないという、そういう子が増えてると。これはよく御存じのように、日本の社会の形態が変わってきた、子どもたちが群れて遊ばなくなった、家庭も核家族が進んだ、それから地域の力も弱くなった、そういった社会の変化がこういうことを生み出してると。で、それを学校が必死になってカバーしてるというのが実態ではないかと思います。こういった環境の変化に、学校行政といいますか、教育行政がその変化に対応した投資をきちっとしてないと、してこなかったツケが今来てるんだと、みんな後手に回ってるというふうに私は非常に印象を強くしてます。したがいまして、それは何かというと、まず先生の絶対量の問題、それから質の問題、それから設備、設備自体の老朽化もありますけども、世界中はIT化です。もう全く遅れております。こういう教育のあり方で、世界に超して何もできるはずがない。 それからもう一つは、学校、市の教育委員会、それから県の教育委員会の仕事の仕組み、今の現状の制度の中でももっとやれることはあるわけです。端的に申し上げれば、もっと権限移譲を校長にするべきであります。お金も人もそういうことができてないから、全て上意下達じゃないですけど、県にお伺いを立てないと何もできない。したがって、それが多忙の原因になる。本来であれば合理化という、効率化ということを申し上げたいんですが、教育の場にはこれはなかなか誤解を招きますので、そうは申し上げませんが、仕事の仕組みをもう少し効率的に考えれば、先生の数も増やせます。ちょっと余談で申し訳ありませんが、例えば県の教育委員会の中で給与計算をしている優秀な先生方が何人かいらっしゃいます。その先生方は我々は欲しいです。そういうアルバイトでもいいですからプロを雇って、県の役人、職員からやれるわけです。そういうことがまだまだいっぱいあると。 ですから、私がこれからやらないといけないのは、こういうふうな理想を、ビジョンもありますけれども、まずこういった環境整備をやっていくと。無力でありますけれども、微力ではありますけども、市長、それから県の教育委員会に働きかけて、できるだけ周りを巻き込んでコンディションを良くするというのをやっていきたいと考えております。 ○議長(渡邊繁雄君) 萱原潤君。 ◆21番(萱原潤君) お答えをいただきました。誠に私も同感でありますし、逆に気づかされた部分も、一部ございます。 この場で誤解のないように聞いていただきたいんですけれども、山中教育長はある意味では外部から客観的に物事を見ることができる立場におありです。これは良くも悪くもしがらみにとらわれることのない立場であるという、そういうことがいえると思います。もちろん法の範囲内ではありますけれども、そのことを大いに生かして、与えられた任期を総社の教育振興に全身全霊で取り組んでほしい、私は正直そう思います。決意でもよろしいですし、私の言に対しての御感想でもいいですから、御所見を伺いたいと思います。 ○議長(渡邊繁雄君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) 過分なお言葉をどうもありがとうございます。 1年間では全ては分かりません。ただ、問題のあるところは分かるということで、今この仕組みを完全に変えてしまうというのは非常に時間もかかりますし、難しい。で、何を考えてるかというと、やはり子どもたちの将来が一番心配です。先ほど申し上げましたように、社会性の乏しい子どもたちが増えてると。これだけ素直でいい子どもたちが社会に出て挫折するようでは困るというのが一番の思いで、そのために何をするかと。それは先生方の量と質、まずそこだと。将来的なビジョンは当然作らないといけないと思ってます。それは先生方に皆入って具体的に、例えば10年先を見据えて今何やるかというのを一緒になって考えたいと思います。いろんな意見があることが非常に大切だと思っておりますので、暴走するところもなく特性性も生かしながら、皆と協調してやっていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。 ○議長(渡邊繁雄君) 萱原潤君。 ◆21番(萱原潤君) よろしくお願いします。 本当に最後になりますけれども、私自身も浅学非才を顧みず、文教委員一筋に今日まで活動をしてきた一人の議員として、教育委員会という独立した行政委員会のいわゆる統括責任者山中教育長には、できましたら凜として総社の教育界を守っていただけますように、本席より心よりお願いを申し上げまして、私の議会人としての最後の一般質問を終わります。(拍手) ○議長(渡邊繁雄君) 次に、村木理英君の質問に入りますが、入る前にこの際、私より申し上げます。 村木理英君から一般質問に際し、議場への資料の持ち込みの申出があり、あらかじめこれを許可いたしておりますので、御了承願います。 では、6番村木理英君の質問を許します。 6番村木理英君。              〔6番 村木理英君 登壇〕 ◆6番(村木理英君) 議長にお許しをいただきまして、一般質問させていただきます。 行楽シーズン、あるいはまたお彼岸のシーズンを前に、公衆トイレの清掃について質問を申し述べたいと思います。 総社市内の市営の公衆トイレ、今この公衆トイレの管理体制はいかがでしょうか、特に問題はございませんでしょうか。市長、御答弁お願いします。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) 村木議員の御質問にお答えをいたします。 市内観光地を含めて随所に公衆トイレがございますけれども、シルバーであるとか、我が執行部の関係部署、あるいは地域の方とか、そういった方に清掃の委託管理をしてもらっておりますけれども、大いに問題ありで、問題ありだと思っております。 ○議長(渡邊繁雄君) 村木理英君。 ◆6番(村木理英君) 問題ありという御答弁です。 管理体制に問題ありということでよろしいですか。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 結果として、きれいでないトイレがあるということに問題がありということです。 ○議長(渡邊繁雄君) 村木理英君。 ◆6番(村木理英君) 管理体制も含めていろんな問題があろうかということかと思います。 管理体制にも問題がありということも含んでいただきながら、次の質問に移りますが、先ほどちょっとお話がありました委託先について、このあたりちょっと市長から先ほど御答弁ありましたが、問題について質問をさせていただきます。 委託先あるいは委託料について問題ございませんか。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 僕は委託先については、料金もありますよ、それから平等性とか公平性とか、そういうことが担保されていれば、それは問題ないと思う。ただ、僕が言いたいのは、最終的にその結果としてきれいでないトイレがあるということが問題なんだというふうに言ってます。 ○議長(渡邊繁雄君) 村木理英君。 ◆6番(村木理英君) まさに市長が言われました、まさにきれいでないトイレがあることに問題ありということ、これは私と共通の御認識があるということがいえると思います。 そこで、委託先についてなんですけども、委託先、いろんなところに委託されてると思いますが、十分に委託先の御意見もいただきながら、例えばあれもこれもやるように言われてなかなか回らない現状があるのかどうなのか、あるいは料金について、委託料について、これだけの委託料では本当は回っていないんだと、委託先についていろんな御負担をかけながら委託されてるという現状があるかどうか、そこら辺の現状の確認はいかがですか。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 結果を見る限りにおいては、様々な問題があると思っております。で、僕が言ってる汚いトイレもあると言いましたけれども、きれいなトイレもいっぱいあるわけでございまして、ちゃんとやってくれてる地域もあるし、団体もあるということも確かであります。現実については担当部長から答弁いたします。 ○議長(渡邊繁雄君) 産業部長。 ◎産業部長(中島邦夫君) 命によりまして私の方から御答弁させていただきます。 まず、産業部では主立ったところは宝福寺とか名所豪渓、こういったところに公衆便所を設けておりますが、こういったところにはどちらもシルバー人材センターに委託しております。そして、委託料金が高いか安いか適正かということですけど、これは1カ所当たりの時間をはじきまして、それでシルバー人材センターの価格、単価で積算しておりますので、そこら辺は適正だと考えております。そして、便所の清掃とか点検の回数も、観光地ですので秋には毎日するとか、それ以外の少ないときには週3回するとか、そういった決め方をしておりますので、そういった中で週の間でもちょっとあいているときに、ちょっと汚い、汚れているという苦情のお言葉をいただくことはあります。 以上です。 ○議長(渡邊繁雄君) 村木理英君。 ◆6番(村木理英君) 部長から御答弁いただきましたが、汚いという御指摘があることがあるという。結局、汚い汚いと言われるのは地元なわけです。市営のトイレ、例えば作山とか、先ほど部長お話がありました宝福寺あるいは豪渓、汚い汚いと言われるのは地元の皆さんであります。嫌な思いをして汚い汚いトイレと、汚いトイレ、汚いトイレというのは地元の方がさんざん観光客の皆様から言われるという現状があるということです。 そこで、委託先、あるいは委託料を含めて見直す考えは、市長、おありですか、どうですか。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) もうこれはどんどん見直していけばいい、やりやすいように結果が良くなるようにやっていきたいと思います。 で、今議会提案しております補正予算の中にも、この総社市庁舎内のトイレも大改修いたしますし、倉敷なんかでももうトイレを専門的に質問する議員さんがいらっしゃるぐらいで、我々ももう総社トイレぴかぴか大作戦ぐらい考えて、抜本的にトイレというのを、僕結構やってるんですよ、西郡の公民館とか、オーダーがあったところについてはもう即刻変えていこうということで。で、今回ガラス張り公開市長室でも豪渓のトイレをどうなんかという質問が出たので、もう早速これ合併浄化槽などに変えてやりたい。ただ、井戸から水が出るかどうかというのが問題なんですけれども、できるところからもうどんどん変えていきたいと思っております。 ○議長(渡邊繁雄君) 村木理英君。 ◆6番(村木理英君) 市長からぴかぴか大作戦という御答弁をいただきました。 結局見直すというのは、委託料も含めて委託先も見直す必要があるところもあるかも分かりません。で、結局言われるのは地元なので、いっそのこと希望する地元があるんであれば、もう地元にいっそのこと委託すると。その地区に委託をして、地区が誇れるトイレを作っていくという、そういうことを描いていただければいかがなんかなと、このように思うんですけど、その辺は市長、いかがでしょうか。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 結果が良くなるんであれば、もうどんどんやっていったらいいと思いますし、今実際に地元の方が請け負ってやってくれているトイレも結構ありますし、そういうのも参考にしながらやっていったらいいと思ってます。 ○議長(渡邊繁雄君) 村木理英君。 ◆6番(村木理英君) 汚いトイレの全国発信にならないように、きれいなトイレの全国発信ができるようにお願いを申し上げまして、次に移ります。 今度は上水道の話になります。 行政区域と上水道認可区域、いわゆる未普及地の考え、この辺、市長、いかがでしょうか。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 行政区域と水道区域との関係でありますけれども、そうですね、なかなか難しい課題でありますよ。本当に数軒しかない、はるかかなた離れたところに上水管を埋設して給水するというのもなかなか難しいところはありますけど、地区地区で状況に応じて対応しなければいけないと思ってます。 ○議長(渡邊繁雄君) 村木理英君。 ◆6番(村木理英君) それで、いろんな問題が絡んでくる話ではありますが、ここでちょっと市長に見ていただきたいものがございます。議長にもお許しをいただいた資料なんですけども、これが飲料水として使われている水です。これが先週末雨が降りましたですけども、雨が降ったら水が汚れるという地域、今簡易水道で対応していただいておりますが、これ24日、これ8月25日の夕方6時半、これ25日の19時、こういった、市長、御理解いただけますでしょうか、水が濁っている様子、現状があるわけです。で、こういうふうな水というのはやっぱり非常に危険な状態でありまして、健康被害が十分考えられる。ですから、地元の方はこういうふうな水が出るときには、近くのお店に行かれてミネラルウオーターを購入されて、それを使われている。やむなくお風呂の水はこういった水で入られているという現状があるわけです。 これを踏まえての質問になるんですけども、配水管の布設とか、配水池築造等の事業計画の見直しということをやはりやる必要があるんじゃなかろうかと思いますけど、その辺いかがでしょうか。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これは見直す必要が、大きく捉えてですよ、大きく捉えてあると思っております。将来の水道計画を大きく捉えてこの計画は変えていくべきだと、変更ありだというふうに思います。大きく捉えてですよ。 ○議長(渡邊繁雄君) 村木理英君。はい、どうぞ。 ◆6番(村木理英君) 市長は大きく捉えてというのは、多分特定にここだけという話じゃなくて、全体的なことを見ながらということでの大きくという意味でしょうか、いかがでしょうか。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) さらに大きくです。もっと大きくですね。 我々は井戸を掘って、11個の井戸を持っていて、そのうち7個が稼働していて、そのうち県の上水道から何%か購入してやろうとしてる。で、今後この7つの井戸、あるいは11、フル稼働して11の井戸を全部やるのかと。で、クリプトスポリジウム、これをやるのに数億円かかる。何億円もかかって、もう市でしょっかぶってやり続けるのかということですよ。で、これ議会とまた相談しないといけませんけれども、僕は今段階ではやっぱり11の井戸をしょっかぶって、修繕、修繕加えて、水を持ってるのは強いことですよ。ことだけれども、それを全部持って修繕加えて、クリプトやって、やり切れるかというと、そうじゃないと思っているんですよ。で、県からの責任水量なんかもありますけれども、全然まだ満たしてないですし、我々はやっぱりもうちょっと県の水にシフトして、自腹の率を下げていくという考え方の中で、これまでの配管、それから貯水池の発想で良いのかということを考え直した上で、変更ありきだというふうに思っております。 で、さらに議員お尋ねの弱小、たとえ4世帯とか11世帯とか、いろんな御意見、僕も聞いておりますけども、それはやっぱり変更ありき、その土地柄、土地柄を相対して相談しながら、一律的にどうこうするというのはなかなか解が得られないかもしれませんけれども、何とかしてあげたいと思ってますよ、その水を見ればね。これを同じ市民で、同じ納税額で、この中心部に本当無色透明な水があるのにも関わらず、簡易水道のエリアにはその茶色く濁った水でお風呂に入って、近くのコンビニで、お店屋さんで水を買ってると思えば、何とかしたい、何とかしたいと思ってますよ。 ○議長(渡邊繁雄君) 村木理英君。 ◆6番(村木理英君) 現在簡易水道を使用されている地域で、実際現状としてこういう地域もあるという、まず御認識をいただきたいということです。ですから、全地域全部どうのこうの対応するというのではなくて、やはり状況が悪いところから順次計画立てて事業を行っていただきたい、私はそういうことを申し上げたいと思いますけど、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) それは村木議員と私は同じ考えだと思います。 ○議長(渡邊繁雄君) 村木理英君。 ◆6番(村木理英君) 市長と同一の見解ということで、今御答弁いただきました。 で、具体的に配水管布設するという事業、いろんなコストがかかっていると思います。そのためにいろんな工夫をしなきゃいけない。で、その辺の工夫を何かお考えがありますか、いかがですか。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 石綿管であるとか、老朽化したものに対しては毎年毎年単年でやっております。で、コスト削減については、重々考えてやっております。で、単年で言うと、曲りなりにも公共水道、それから簡易水道ともに黒字が出ております。上水で7,000万円、昨年決算、それから簡易水道で約1,000万円ですが、簡易水道は一般会計から繰り入れしておりますけれども、そういう中で具体的にどういうふうに縮減、コスト縮減をやっているかということについては担当部長から答弁いたします。 ○議長(渡邊繁雄君) 水道部長。 ◎水道部長(谷井武夫君) 命によりまして私の方から答弁させていただきます。 コストにつきましては、水道施設の更新に対しましては将来の人口推計を十分に考慮し、不採算施設の廃止や統合も視野に施設の維持管理などの縮減を行うよう計画しております。 また、現実実施しております老朽管の更新事業におきましても、計画的により強靭な耐震化への布設替えを行うことにより、修繕費などの維持管理の縮減を行うようにしております。 以上でございます。 ○議長(渡邊繁雄君) 村木理英君。 ◆6番(村木理英君) ちょっと部長から答弁いただきましたですけども、結局地域によっては隣の岡山市と接しているような地域もあるわけです。そこで、認可区域を変えなければいけないんですけど、岡山市から水を総社に運ぶとか、運ぶというか管を埋設して上水道を作るとか、そういった、これは岡山市と十分協議しなきゃいけない話でしょうけども、総社市から配水管を引っ張ってくるというやり方よりも、岡山市から持ってきた方がコスト的に安くなるという可能性も十分あると思います。そういった工夫をするということ、その辺はいかがですか。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 僕も一回やったんですけど、失敗いたしまして、水道エリアの解釈のことだったと思いますけど、おっしゃるとおりで、例えばある11世帯ぐらいしかないところがあって、最寄りの配管では総社の水道は3㎞ぐらい離れてると。で、市境を含めて、隔てて岡山市分とは1㎞ぐらいのところに水道が来ているとすれば、それはもう間違いなく岡山ともう一回折衝する、やり直すと、やってみます。 ○議長(渡邊繁雄君) 村木理英君。 ◆6番(村木理英君) 市長から岡山市との協議を再度やってみるというふうな御答弁をいただきました。 ただ、その事業に関しまして、やはり結構時間がかかる、すぐにすぐできる話じゃない。ただ、早急にしなきゃいけない、待ったなしの事業と思います。で、それも踏まえて、あるいは車で、タンクローリーで水を運んで、貯水池を作って、その水を使うとか、もう早急に手だてをしなければ、健康被害が本当に起きないのが不思議なぐらいの地域であると、このように思うんですけども、そういったことも踏まえていろんな工夫をするというようなお考えは、市長、いかがでしょうか。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) それやりましょう。その水を見たら考えないといけないと思います。やりましょうということなんですが、決意のほどを担当部長から言いますから。 ○議長(渡邊繁雄君) 水道部長。 ◎水道部長(谷井武夫君) 命によりまして私の方から。 この給水車で運ぶというようなことは、水道部以外のところで担当してますので、そことも協議してやっていきたいと思ってます。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) すみませんでした。複数にまたがる案件もありますから、よく整理して、いろんなパターンを研究しますから。 ○議長(渡邊繁雄君) 村木理英君。 ◆6番(村木理英君) ありがとうございます。協議をして前向きに事業に取り組んでいただけるという御答弁をいただいたと、このような認識で次の質問に移っていきます。 3番目の質問です。 土木担当員さんの要望箇所についてなんですけども、待機待ちの土木担当員さんが大勢おられます。この待機待ちの現状をどのようにお考えでしょうか、市長、お願いします。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) それは当然ゆゆしき状況だと思います。 ○議長(渡邊繁雄君) 村木理英君。 ◆6番(村木理英君) ゆゆしき状況ということは、非常に問題があるというふうなお考えということでよろしいですか。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 問題ありです。その問題は2つあります。 1つは、我々の執行部側が3億円のオーダーでずっと来ておりますけれども、僕は地域主義といって当選いたしまして、地域の足元を照らす予算を増やすと言いながら、現状維持で来ているということが問題ありの一つ、私の責任でございます。 それからもう一つ、問題ありというのは、136名の土木員さん、本当に迷惑をかけてます。それぞれの地域でなかなか進捗しないから、土木員さんが下から責められたり、あるいはもう逆に土木員のなり手がいない、そうやって責められたりするから、そういう地域がありますよ。だから、そこのところの問題なんですけれども、だからこそいっぱい上げてくる、これぞという絞り込みがないままに地域の方がこれもあれもといったら上げてきて、その分母が肥大化しているという一つの問題もあると思います。で、583件で達成数が292件ということで、その達成パーセントを論じるということ自体が僕が言いたい問題ありだと思います。 ○議長(渡邊繁雄君) 村木理英君。 ◆6番(村木理英君) 市長、御答弁いただきました。 問題があるということで御認識ということなんですけども、現場では地域応援課のパトロール隊ですか、道路パトロールというのが週2回、男女の区別なくペアを組んでいただいて、各地を回ってパトロールされています。で、非常にタイムリーに問題箇所を早急に手当てをしていただいて、これは非常に片岡市政と地域住民の方の信頼関係を非常に強くする、非常に内容のある取組みだなと、これは非常に評価できると思います。で、そういった取組みをされているんですけども、やはりそれだけじゃ間に合わないというのが現状です。 で、種別の予算の根拠は何かというふうに私通告させていただいてますが、結局種別、どういった種別がありますかといいますと、農道水路改良、これが実際は40%の執行率です。それから、農道舗装、これが64%ぐらい。それと、揚水機、これが35%、ため池は11%、林道が28%、市道改良は83%、市道舗装新設が59%、あと交通安全施設は74.6%、市道修理が50%、市道舗装補修は33.9%、農道水路修理が27.7%の執行ということになってるのが24年度の現状です。で、非常にばらつきがありまして、極端に少ないものもあるわけです。 そこで、そこを踏まえて種別の予算の振り分けの根拠、どこにテーマを置いて、で予算執行されてるか、そのあたりの御答弁をいただきたいと思います。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) そういう場所、箇所決定の基礎的な決め方というのは担当部長から申し上げますけれども、要はその地域地域から上がってきたプライオリティーを重視しながらやっているところであります。 ○議長(渡邊繁雄君) 建設部長。
    ◎建設部長(水子悟君) 命によりまして私の方から御答弁させていただきます。 まず、土木担当さんに10月に要望書をいただいております。それをもとに担当課で道路改良、農道修理、市道修理、舗装補修というような振り分けをしております。で、その振り分けによりまして、年度の当初に予算要求いたしまして、予算をいただいております。で、地区を均一にするために、各担当さん、改良では1区域を目標としておりまして、緊急なる修理とか補修が生じた場合には、もう1本とか2本とかというのではなく、もう早急な対応をしてまいっております。 それから、それ以外にも日常的に要望書はいただいております。で、それも現場を見させていただいて、待てるものは待っていただき、どうしても待てないものというのは即時な対応をさせていただいております。 以上でございます。 ○議長(渡邊繁雄君) 村木理英君。 ◆6番(村木理英君) 事業を執行するに当たってのテーマとして、やはりバッググラウンドとして、例えば市街地、まちなかでは高齢者が増えてるという現状、それともう一つ、市街化外の区域ではやはり林道とかため池とか、そういったところに予算がやはりこれからついていかなければいけない現状があるんじゃなかろうかなと、このようにも思うわけです。例えば農林の関係で言いますと、林道の補修なんかはなかなか進んでいないのが現状であります。で、これがやっぱり後へ後へと先延ばしになっていると。最初に早く直していけば予算も少なく済んだのに、それが後追い後追いになってると、どうしても予算が膨大に膨らんでくる。だから、結局予算がかかるからできませんという現状も一つあるんじゃなかろうかと思います。 その辺が1つと、市街化に関して言いますと、例えば市道修理、これ50%、舗装補修が33%、それから農道水路修理が27%、結局高齢者の方がシニアカーなんかでまちを移動されるときに、その段差、ちょっとしたくぼみとか、そういうことにシニアカーがつまずいて横転すると、事故があるということがよく全国でも言われるわけなんですけども、やはり地域のインフラが昔と変わって、ちょっと前と変わってる。結局移動の通路が変わっている。それはやっぱり地域に住んでおられる方しか分からない部分があって、やはり大きいところで車がどんどんどんどん通るところというのは、今はそんなん避けられて、まちの中の町内の中の細い道をメインストリートとして捉えるケースが非常に多い。しかし、そこに十分な修理が行われてないから怪我をする。怪我をすると、お年寄りが病院に行かなきゃいけない。そうなると医療費がかさむ、それを取り巻く周辺が仕事ができない、あるいはいろんな経費がかかってくるという悪循環が始まるということになりかねない。したがいまして、早い段階でのそういう予算の執行が非常に後々総社市を有益にいいサイクルにめぐってくるという可能性が1つあると思います。 それと、今やっておかないと、なかなか町内がどんどん過疎化してくるということもございます。したがいまして、できるだけ早目の手だてをしておかないと、後々総社市の財政に響いてくるということをまずここで申し上げたい。そのために今ちょっと申し上げました執行率が非常に低いところ、ここにやはり予算をどんどん充てていくということは決して無駄な投資ではなくて、これは大きく総社にはね返ってくる予算だと思います。したがいまして、ここら辺の予算を1月から3月ぐらいに要望書が提出された場合、なかなかそれが年度内というのは難しいとすると、大体75%ぐらいのラインで実施件数が上がってこないということは、やはり事業がなかなか思うとおりに進んでいないというような結果じゃないかと思います。したがいまして、少なくとも実施のパーセンテージは75%ぐらいが一つの目途かと思います。というふうに見ていると、例えば交通安全施設なんかは74.6%、このくらいのペースで事業が進んでいかないと、実際は回っていないという現状があろうかと思います。その辺、市長はいかがでしょうか。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) もうおっしゃるとおり、そう思います。 で、僕らも本当に反省しないといけないんですけれども、やっぱりお金がないから待ってくださいと。待ってくださいといったら、またもう大変な傷み方になって、今度やろうと思ったら工事費が莫大になって、もうできませんということが本当に合ってますよ。で、さらにはそのやり方も問題がある。例えば道をつけてほしい、拡幅してほしい、1年目は設計、2年目が用買、3年目が工事で、頼んだ人はもう頼んだことすら忘れているみたいな、そういうことになりがちです。やっぱり投資する場所の方向性と金額について、あるいはやり方について、やっぱり考え直す必要があると思います。で、その上で3億円という限られた予算の中で、本当に迷惑をかけてまいりました。平成20年度の2億8,000万円から、たった2,000万円しか増えておりません。これもそれも財政立て直そうということで、ちゃんと借金返してやっていこうということで、ゼロシーリングということを平成20年からやってきたわけでございます。各部、各係が本当みんな迷惑かけました。で、緊張感を持って、水子部長のところも前年度の予算を一円たりとも上回らないという精神でやってくれて、その分土木員さんにも迷惑をかけておりますけれども、議員の気持ちはよく分かりますし、財政好転すれば、そこの部分はもっと光を与えていきたいと思っておりますし、やり方、工法についても本当に即効性があって、最も重要なところにクイックレスポンスしていくような、そういうやり方にできるように近づけていきたいと思います。 ○議長(渡邊繁雄君) 村木理英君。 ◆6番(村木理英君) 市長から御答弁いただきました。 財政黒字ということを市長、最近よく言われます。その黒字の部分をどんどんここの部門に予算を投入していただきたいと。その見直しをするお考えはありますか、どうですか。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 単年黒字というのは手放しで喜べない黒字でございまして、それとこれとは別個にして改善していく気持ちはありますよ。特にちょっと国のいいメニューもあったんですけれども、うちの地域応援課の予算でございますが、今年の当初2,900万円なんですけども、来年度から5,800万円でいきたいと思っておりますので、いろんなことを改善しながらやっていきたいと思いますので。 ○議長(渡邊繁雄君) 村木理英君。 ◆6番(村木理英君) 市長から御答弁いただきました。 国のメニューということがお話があったわけなんですけども、あくまで国のメニューをオンして、今までどおりの予算であるんではないと、あくまで総社市のベースも増やしていって、それに国のメニューがオンされるというようなお考えでよろしいですか。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 両方ともです、はい。国の幅が増えたんで、我々の幅はそのまま残したということです。 ○議長(渡邊繁雄君) 村木理英君。 ◆6番(村木理英君) 我々の幅も増えませんか。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 我々の幅も減さないということはもうあるんでしょう。で、状況に応じて増やす方向で考えながら、前向きにやっていきたいと思っております。 ○議長(渡邊繁雄君) 村木理英君。 ◆6番(村木理英君) 市長に、最後に前向きに取り組むというふうな御答弁いただきましたので、これで終わります。(拍手) ○議長(渡邊繁雄君) この際、10分間休憩いたします。              休憩 午後2時20分              再開 午後2時31分 ○議長(渡邊繁雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、15番根馬和子さんの質問を許します。 15番根馬和子さん。              〔15番 根馬和子君 登壇〕 ◆15番(根馬和子君) 私は新生クラブ根馬和子でございます。 議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従いまして御質問申し上げます。 大きくは3点、健康政策、AEDについて、2番目が福祉政策、雪舟くんについて、3番目が教育行政、幼稚園の預かり保育について、それを質問させていただきます。 まず、1番目の健康政策のAEDについてでございますが、AEDは自動体外式除細動器といわれまして、心臓発作、心臓で突然死を招きそうになるところを電気ショックで生かさすというんですが、動かすというんですか、そういうAEDというのは、2004年でしたか、医療従事者でなくとも一般の人でもできるというふうになって、各いろんなところに設置されているようでございますが、心疾患の死亡というのは年間約16万人というふうにいわれておられ、そして心臓突然死というのは医院外、病院ではなくて医院外、いろんなところ、家庭であったり、いろいろな場所である突然死という、そういうのが6万人いらっしゃるというふうなデータが出ております。そういうことで、総社市におかれましてはどんなところにどのように設置されているのか、そしてこれはまたバッテリーで動いておりますので、バッテリーも寿命が4年から5年ぐらいだろうと思うんですが、そういうバッテリーの交換はどうしておられるのかということをお尋ねいたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(渡邊繁雄君) 消防長。              〔消防長 関 攝夫君 登壇〕 ◎消防長(関攝夫君) 根馬議員の御質問にお答えをいたします。 どんなところにどのように設置をされているか、またバッテリーの交換はどうかということでございます。 設置場所につきましては、学校関係では市内全ての小学校、中学校、高等学校に設置をされております。また、市役所、中央公民館、保健センター、スポーツ関連施設等にも設置をされております。事業所等の設置状況につきましては、設置義務、また報告等の義務がございませんので、消防としては全て把握はできておりませんが、約50カ所ぐらいに設置をされているというふうに思っております。特に不特定多数の方が出入りする場所に設置をされております。 設置方法といたしましては、専用ボックスに収納されており、誰の目にもつきやすい玄関等に設置をされております。 次に、バッテリーの交換については、機種及び使用状況にもよりますが、おおむね2年から5年で交換となります。AEDは人命を救うために大切なものでありますので、適正な維持管理をお願いをいたしたいというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(渡邊繁雄君) 根馬和子さん。 ◆15番(根馬和子君) ありがとうございました。 大体50カ所ということでございますが、今把握しておられるのが50カ所で、各事業所であるとか、民間のいろいろな人が集まるところは把握されていないようでございますので、これは別に報告義務もありませんので把握されていないと思うのですが、6万7,000の市民の中で50カ所というのは、多いか少ないかという話になるわけでありますけれども、AEDの使用というのは非常にいろんなところで設置されておられますけれども、非常に少ない、大体これはちょっと2010年のデータなんですが、ぱっと倒れたというのを目撃された件数が2万2,500件で、それでAEDを使われたというのが3%であるというデータが出ております。で、それはなぜそんなに少ないのかというと、一番は絶対数が足りないということと、それから市民に周知されていないという、この大きな2つのことがあるわけですが、その次に移らせていただきますが、今おっしゃった50カ所につきまして、そこに集まる人々や地域の人への周知徹底というのはどのようにされておられるのか、お聞きいたします。 ○議長(渡邊繁雄君) 消防長。 ◎消防長(関攝夫君) そこに集まる人々や地域の人への周知徹底はどうかということでございますが、AEDを設置しております民間の施設が消防で把握できておるのが、50カ所ぐらいが把握をできております。民間については、さっき言いました報告の義務がないので、うちが大体分かっている施設が50カ所ぐらいということでございます。 また、AEDを設置している施設、または使用方法につきましては、消防署の行う救命講習等、あらゆる機会を通して多くの方に周知をしております。また、設置をしている施設については、ステッカー等により設置をしているという表示もしております。総社市の一大イベントでありますそうじゃ吉備路マラソンにおきましては、消防職員が約30人ぐらいがAEDを背中に背負い、コース内をバイク、自転車等で巡回をし、ランナーへの安心感を与えるとともに、広く市民の方へのAEDをPRをしております。また、消防署ではより多くの方にAEDの取扱いを知っていただくため、講習会を開いておりますので、受講の方もよろしくお願いをいたしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(渡邊繁雄君) 根馬和子さん。 ◆15番(根馬和子君) かなり徹底しているということでありますが、本当にいざ目の前で人が倒れた、そしてそのときにどう対応するかというそのこと、本当に動揺してしまいますし、そういう基礎的な知識というのがなければ、AEDはもちろん、AEDが来るまでにすることというのはやはり胸骨圧迫というんですか、マッサージというんですか、そういうものもしなきゃいけない、それでAEDを待つということもあるわけですが、AEDの場合はさっきおっしゃったように、各事業所だとか、医療関係者はもちろんです、民間ですが、公の人、小・中学校全員、全部そこに備わっているのならば、そういうところに小・中学校の体育館とか、いろんな空き教室などを使いながら、全ての保護者、全ての保護者とはいきません、保護者が参観日とかに来られたときに、そういう講習とかというのもできるのではないかなということを思うのです。よりより広く多くの方に周知徹底というのは要るのではないか、公民館とか集会所等の講習は私も一度は受けたことがあります。確かにそれは一度は受けてはみても、いざということになるとこれはなかなか大変で、一度や二度ならず三度と受けていくに従ってだんだん慣れていくのではないかなという、そういうことに慣れるということより、驚かない、何が起きても驚かないというふうになっていくのではないかなと思うのですが、そういう完全に設置されているという小・中学校においてのありようというのはどんなものなのでしょうか。これは消防長さんより教育長さんの方になられるのか、ちょっとお答えいただければなと、周知徹底ということでのお答えをいただきたいなと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(渡邊繁雄君) 教育次長。 ◎教育次長(松尾一夫君) それでは、命によりまして私の方から、学校には、小・中学校には全てAEDは設置をいたしております。今議員さんおっしゃられたように、AEDの取扱説明であるとか、それから先ほどの心臓マッサージの講習であるとかを学校の行事等で保護者の方へもというお話でございます。これにつきましてもPTAとの関係もございますので、そういったことが議員さんの方からも提案もあるし、これは非常にいいことだというふうに思いますので、これは校長会、PTA会等を通じまして御要望があるようであれば、消防の方にもお願いをしていくというようなスタンスで進めていきたいというふうに思います。 ○議長(渡邊繁雄君) 根馬和子さん。 ◆15番(根馬和子君) ありがとうございました。 救える命は本当に必ず救っていけれるというのが、そういうAEDの働きだと思いますので、是非、学校、小学校、中学校の方でもそういうのをしていただきたい。そしてまた、地域の人への周知徹底というのは消防の方でしっかりされているというふうに認識いたしましたので、よろしくお願いしたいと思います。 3番目は、過去3年間にそういう事例があったかどうか、どのように使用されたかということをお尋ねいたします。 ○議長(渡邊繁雄君) 消防長。 ◎消防長(関攝夫君) 続きまして、3年間以内に使用されたことがあるかということでございますが、救急を出動をした現場で今まで23年に1件、そういう事例がございました。自転車で用水に転落をされ、負傷した方でございましたけど、その場に居合わせた人が近くの小学校に設置してあるAEDを持ち寄り、救命処置をされたということが1件ございました。 以上でございます。 ○議長(渡邊繁雄君) 根馬和子さん。 ◆15番(根馬和子君) そのときの状況についての反省というふうに書いてあるんですが、用水というのが学校の近くであって、すぐAEDがとりに行けたということですね。AEDの場合は、1分遅れると生存率というのが10%ぐらいですか、落ちていくということで、5分以内というようにいわれておると思うんですが、5分というと300mぐらいになりますかね、走っていっても。そういう、だからそれは幸運であったということなんですが、その反省というんですか、その事例をどのように今後の課題とされるか、反省とされるかということをお聞きしたいと思います。 ○議長(渡邊繁雄君) 消防長。 ◎消防長(関攝夫君) そのときの状況は、救急隊が到着時には適切な処置がされておったというふうに聞いております。今後も多くの事業所等に設置をされることを希望するとともに、引き続き消防署においてもAEDの取扱いの指導について、より多くやっていかなければならないというふうに思っております。 この事例については、本当にタイミング良く、小学校にAEDがあるということも知っておられたし、使い方も知っておられたということで、本当にタイミングが良かったのだろうというふうに思います。小学校、学校関係にはあるということを皆さんも知っていただければ、何かのときに行っていただければというふうに思います。 以上です。 ○議長(渡邊繁雄君) 根馬和子さん。 ◆15番(根馬和子君) 大変幸運であったということであります。知っておられたということに、そしてそれを利用されたということで幸運であったということですが、不運なことも世の中にはあることでして、二、三年前だったでしょうか、サッカーの元選手が命を落とされたという、それはあるべきところになかったと、移動してたという、そういうことで落とされたということもニュースになったかと思います。 そういうことで、本当に誰でもが緊急時に利用できる設置場所や方法ということをここに今上げておるんですけれども、鍵のかかった場所などに置いてあると、鍵を開けていかなければいけないとか、誰が施設の鍵を持っているんだろうかとか、いろんな手間取るというんですか、分からないというんですか、そういうこともなきにしもあらずということを聞いてもおります。ですから、よりより誰でも緊急時には利用できる設置場所であるとか、その方法というのは考えられないかどうか、今までより以上により良くということを考えられないかどうかということをお尋ねいたします。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) 根馬議員の御質問にお答えをいたします。 今年の夏祭りでたまたま池田のお祭りがございまして、市民の方から、市長、話があると、幾つか前に50代の方が救急車で運ばれる途中で亡くなったか、AEDは学校にしかないじゃないかと、いつでも使えるわけでもないのでという、本当同じ苦情、意見を言われました。で、とりあえずいつでもどこでも誰にでも分かりやすいという言い方であれば、山手支所、清音支所、それから西出張所、それから昭和出張所、それから池田の出張所、いわゆる支所、出張所には早急にAEDを配置して、それを市民に徹底するということをまずやりたいと思います。 ○議長(渡邊繁雄君) 根馬和子さん。 ◆15番(根馬和子君) 今そういう市長の方からお答えいただきまして、ありがたいことでございます。 宿直がいますかね、出張所や支所には宿直がいますかね。そうじゃなくて、中に入れるんじゃなくて、外にボックスがあって取り出せるような方式ならば、それはよく分かると思うんですが、そのあたりはどのようにされますか。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 根馬議員のお考え、お気持ちもよく分かりますし、本当に24時間どこかに行けば必ずというところがあればいいんですけれども、誰でもいつでもとれる場所にあると、それはいたずらをされたりとか、盗難に遭ったりとか、そういうことになりますし、誰かに委ねるということをすれば、24時間ずっといてくれという話になりますし、非常に困難を極めると思うんですよね。ですから、当座は支所、出張所に配備をしてということを考えたいと思います。 ○議長(渡邊繁雄君) 根馬和子さん。 ◆15番(根馬和子君) どういう方法でも、本当に300m、500mぐらいの人口密集地の中にあれば、必ずそれは有効に活用できるというふうに思いますので、そのようにしていただきたいと思いまして、1番の健康政策、AEDについては終わらせていただきます。 2番目、福祉政策についてでございます。 雪舟くんについてでございますが、雪舟くんというのはいわゆる交通弱者、お年寄りの方、車にも乗れない、本当にバス停に出るにも大変だという、そういう方たちの移動手段をどう確保するかということで、議員たちも市民の要望をいろいろ聞きまして、発議し、研究し、そして実施となったデマンド型乗り合いタクシーだと思います。で、分かりますが、利用状況というものをちょっとお尋ねしたいと思います。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 2年半前、4月の1日平均が142人からスタートいたしまして、それが166になり、176名にまでだんだんだんだん増えていきまして、この目標を1日平均250人と決めてやろうということで、いろんな作戦を考えてやっておりましたけれども、とうとうこの6月に253人、平均ですね、を達成いたしました。続いて、7月にも256人ということで、だんだんだんだん右肩上がりということになってます。総社市のホームページで毎日毎日、今日は何人だったということを公表しておりますけれども、だんだん増えていってるというのが現状でございます。 ○議長(渡邊繁雄君) 根馬和子さん。 ◆15番(根馬和子君) 確かにそれはもうデータで見ておりますので、皆さんにしっかり利用していただきたいということでありましょうが、だんだん問題が難しくなります。利用者から出る問題点はどんなものがあるのでしょうかということですが、いかがでしょうか。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 永遠の課題かと思いますけども、待ち時間があるという、遅いじゃないかという御指摘がある。ただ、これはだんだん改善されてきて、御希望の時間範囲内に行けるような体制ができたからこそ、増えていってるんだと思います。 それから、2点目の顕著な例といたしまして、土日をやってくれという御意見があります。 それから、3点目は真備町に行ってくれ、高梁に行ってくれ、倉敷に行ってくれという、市外に連れて行ってほしいという、そういう御意見がある。大きく言うと、3つでございます。 ○議長(渡邊繁雄君) 根馬和子さん。 ◆15番(根馬和子君) それが利用者から出る問題点ということだと思います。 私もそれは聞きまして、行くのは、行きはよいよい、帰りは怖いということで、病院などに行かれた方が非常に待ち時間が多くて、もう気分が悪くなって救急で行ったとか、それから自分でタクシーをやっとこさ呼んで、付き添いの人に呼んでもらって帰ったとか、いろいろな状況の中で、あれはどうにかならないかというのは皆さん聞いておられると思います。それは絶対そういう問題というのはあるわけで、300円ですから、何しろ。300円というのは、300円で幾ら256人乗っても、それらもほとんど自治体が財政補填しなければ、この雪舟くんはできない相談です。幾ら250人、60人乗って、1日に乗ってくれて300円払ってくれても、オペレーター組織から運転手のあれから、ガソリンから車の維持管理とか、いろんなことを考えたら非常に財政負担が多いわけですから、それを今度はもっともっとより便利に、より安全になるデマンド交通とするための方法というのを考えていかなければいけないと思うんです。そういうお考えはありますか、どうでしょうか、するための方法というのを何か考えておられますかどうか。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) そうしていかなければいけないと思います。 僕はいつも思ってるんですけど、雪舟くんは軟体動物であると。もういろんな要望に応えられるだけ、折れて曲がってへし曲がって、あるときはこんな形、あるときはこんな形でいいんだと、進化し続ける雪舟であるべきだというふうに思っておりますので、全くもうこうであればこうしかありませんというつもりも全くないので、どんどん変えていきたいと思います。現場でいろんなアンケート調査などをしておりますので、そのことについては担当部長から答弁いたします。 ○議長(渡邊繁雄君) おい、ちょっとライトつけてちょうでえ、ついてねえじゃろう。 市民環境部長。 ◎市民環境部長(長江章行君) 命によりまして私のほ方からお答えを申し上げたいと思います。 新生活交通雪舟くんの利用者の立場に立ったサービスというふうなことで、これは市の条例の中にもありますけども、運行状況であったり、利用状況等を評価した上で毎年度更新をしていくということにいたしております。で、利用者の御意見を反映するために、毎年アンケートを行っております。このアンケートは、雪舟くんを利用してくださっている方100名の方、それから雪舟くんを登録してるけども、まだ利用したことのない方も含めて、その方は300名の方々を対象にアンケートをとっておりまして、その内容に応じてリニューアルをしていくというふうにしております。 以上でございます。 ○議長(渡邊繁雄君) 根馬和子さん。 ◆15番(根馬和子君) だんだんと進化していく雪舟くんということのようにお答えいただいたように思いますけれども、進化するというのは、次に私書いておりますように、市長もおっしゃったように、利益が上がるような仕組みづくりをするとおっしゃられたんで、もう一つの進化なんじゃないかなと思うんですが、利益が上がるような仕組みづくりというのはどういう仕組みづくりなのかなと、私もいろいろ考えたり、少しなりとも研究もしてみましたら、共存共栄、タクシーの共存共栄の民活によるデマンド型乗り合いタクシーというようなところが研究してやっておりますが、それはそういうことではないんですか、どうですか。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) この雪舟システムというものは、元来福祉であります、そもそもは。ただ、福祉でありながら、大幅に一般会計の投入がどんどんどんどん増長していくというのは、これはやっぱり良くないんだと僕は思っておりますんですよ。ただ、増長していく金額が何を基準として良くないのか、良いのかという我々なりのラインなんですけれども、それは6,400万円を超えるか超えないかだと思っているんです。その6,400万円というのは一体どういう数字かというと、雪舟を始める前に公共交通でかかっていた総額、一般会計当初予算の金額であります。で、ざっくり言うと、4,000万円がその当時お配りをいたしておりました1万円掛けるお年寄りの数で、6,000人ぐらいに配布して、大体執行率が4,000万円ぐらいなものでございます。それから、中鉄バスとか、井原、井笠とか、備北とか、いろんなバス会社に今も残している金額がございますけれども、2,400万円で総合計が6,400万円、もともと公共交通には我が総社市は一般会計からこれを繰り入れていたという金額が6,400万円で、この新生活交通雪舟くんがそれを超えるというのはいかがなものかというふうに思っております。もともと一般会計からの繰入れがないと、この事業は到底できません。ですから、根本的には福祉であります。思想、発想的には福祉。 で、今一体その6,400万円に比較してどうであったかというと、利益を差っ引いた決算額、いわゆる我が総社市が投入した金額ベースで言いますと、平成22年度が6,030万8,000円かかっております。で、これをですね、スタート時点での1年間ですね、それから平成23年度が5,559万円、やや下がっております。で、平成24年度、昨年度が5,483万円と下がっております。で、実は立ち上げからだんだんだんだんうまく順調に推移して下がっていたんですけども、今年になって250人を超えるようになって、この辺が結構、福祉ですから損益分岐点はありませんけれども、平均値が250人を超えるとだんだんだんだんコストが上がってくるという傾向値が分かりました。で、現時点で推測するならば、この25年度、この乗客数で推移いたしますと6,400万円を超えてしまいそうでございます。で、これには様々な理由がありまして、要するに福祉というのは乗客が増えれば増えるほどコストがかかってしまうという原理のもとにあるんですが、そのコスト増というのはどこにあるかというと、午前中にお客様が殺到いたしまして9台が満杯になって、それにタクシーでヘルプの車をタクシー1台につき1時間4,900円を支払って、増便増便としてお客様のニーズに100%応えようとしているから、このコスト増につながっているということであります。しかし、福祉という発想のもとにおいては、これほど美しいシステムはないということでございますが、経費面から見ますと、6,400万円を軸に発想いたしますと、こういう状況になってるということでございます。 ○議長(渡邊繁雄君) 根馬和子さん。 ◆15番(根馬和子君) 幾ら福祉福祉と申しましても、一般財政の方からしっかりと入れていくわけですから、それに益を被っている人がどうかと、御高齢でもう90歳になっても車を離さないで車に乗ってらっしゃる方もいらっしゃるし、それは例えば病院へ行きたい人も乗ったんじゃ気の毒な、帰りもえらいからというてタクシーでわざわざ行ったり帰ったりする人もいらっしゃるし、いろんな方がいらっしゃる。そういう中での、まあそれでも福祉でありますので、切るとか、そういう意味ではなくて、利益が上がる仕組みというふうにおっしゃられたんで、それをどういうふうに考えられとんかということを今お尋ねしたんですが、ちょっとお答えにならなかったように思うんですが、ありましたでしょうか。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 申し訳ございませんでした。 利益が上がる仕組みというのは、これからまた議会と相談していかなければいけませんけれども、物理的に思い当たるとすれば、料金を上げるか上げないかということが1つ、それからもう一つは先ほど申し上げましたヘルプの増車便について、これに制限を加えるか否かという2つの点が大きな問題になってこようかと思います。これも議会と相談しながら、これはスパッと変えますという話ではなくて、ちょっとじっくり時間をかけてよく相談しないといけない案件だと思います。 ○議長(渡邊繁雄君) 根馬和子さん。 ◆15番(根馬和子君) 自治体補填型のどうしても方式になるわけで、それは将来はもうすごい高齢化になるわけですし、いろいろそういう援助を求める人も多くなるわけですから、それをどのように効率良く、そして補助を、そんなに経費をどんどん出すというのではなくて、いろんな地域がいろんな効率的な運行というのを研究しておられます。で、その中に私が感心したのは、これは利益が上がる仕組みとは思ってませんけれども、いろんなやり方をしておられるところがありまして、それは民活型デマンド乗り合いタクシーというんです。民活型ですから、ちょっとここで言えばいろいろいろいろ難しくなりますので、そのシステムというのをちょっと研究してみてください。民活型のデマンド乗り合いタクシーというのを日本あらゆるところで研究しておられます。なぜかというと、今財政負担が将来大きくなって支えられなくなるという危惧を持っていらっしゃるから、今までのより便利な、より安全なデマンド交通というて、私たちも一生懸命やってきたけれども、さっき申されたように、平成25年には6,400万円を超えるであろうというような、多く乗ってくださればくださるほど、そういうものはもう当然のことでありますので、300円を400円にするとか、500円にするとかという話ではなくて、一人の負担というものはそんなに増えるということもなく、民活型のデマンド乗り合いタクシーというのがありますので、そこのあたりを研究していただきたいと思っておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(渡邊繁雄君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 分かりました。研究して勉強してみたいと思います。 ○議長(渡邊繁雄君) 根馬和子さん。 ◆15番(根馬和子君) ありがとうございます。そのようにして、やはり市民への福祉政策はしっかり手厚くしていかなければなりません。差がないように、不公平にならないようにしていかなければいけないと私は思っております。 3番目の教育行政についてであります。 幼稚園の預かり保育についてでございます。 幼稚園の預かり保育なんですけれども、ちょっと……。 ○議長(渡邊繁雄君) ちょっと、質問者、1つ前が漏れとりゃしませんか、よろしいか。 ◆15番(根馬和子君) (続)雪舟くん、ああ、5番目ですね。 ○議長(渡邊繁雄君) はい、そうです。 ◆15番(根馬和子君) (続)もうよろしい、済みました。 ○議長(渡邊繁雄君) よろしかったらいいんですよ。 ◆15番(根馬和子君) (続)よろしい。 ○議長(渡邊繁雄君) はい。 ◆15番(根馬和子君) (続)なりましたから、こうなりましたから、はい。 幼稚園の預かり保育について、現在の預かり保育の実態はどうかということでお聞かせいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(渡邊繁雄君) 教育長。              〔教育長 山中栄輔君 登壇〕 ◎教育長(山中栄輔君) 根馬議員の御質問にお答えいたします。 今、預かり保育は5園でやっておりまして、大体毎日預かっている人数、4歳と5歳ですけれども、これが4人から12名、10人というところです。で、一時預かりというのがありまして、一時預かりが大体月間トータルで14名から多いところで35名という実態でございます。 ○議長(渡邊繁雄君) 根馬和子さん。 ◆15番(根馬和子君) 5園していらっしゃると。18園でしたかね、幼稚園18園ですね、そのうちの5園ということで、これはやはりアンケートをされて、その地域でそういう預かり保育をしてほしいという要望があったからされたんだと思うんですが、2番目に移りますけれども、預かり保育を利用する前にそういうアンケートをされたために、この5園になられたんでしょうか、それともより多くの園を対象にアンケートされたんでしょうか、そしてされた5園に対して、あとの実施園のアンケートというんですか、意見聴取というんですか、意向聴取というものはなさったんでしょうかどうでしょうか、よろしくお願いいたします。 ○議長(渡邊繁雄君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) アンケートは、平成22年に預かり保育を実施する前に全体でやっております。で、それに基づいて順次増やしてきてるわけですけれども、御承知のように、預かり保育の場合は余分に部屋が要りますので、そういうコンディションが整っているところ、人的に若干そういう部分もやれるところ、ニーズとそれからコンディションが整ってるところということでスタートしたというふうになっております。 それから、実際実施している5つの園ですけども、これは毎年3月の末に保護者全員からアンケートをとって、ニーズを調査してるという状態でございます。 ○議長(渡邊繁雄君) 根馬和子さん。 ◆15番(根馬和子君) 今、あとのところがお聞きできなかったんですが、一応4時というようにお聞きしたんですが、4時でしょうかね、4時まででしょうかね、ちょっとお聞きします。 ○議長(渡邊繁雄君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) 16時まででございます。 ○議長(渡邊繁雄君) 根馬和子さん。 ◆15番(根馬和子君) 保護者の方より、16時、4時というのは非常に中途半端な時間で、もう少し長くしてもらえないかというような意見もあるんではないかと、あとのそういう聴取があったとしたら、多分聞かれておると思うんですけども、3番目に移りますが、企業誘致で雇用の拡大が図られている今現在は、そういう4時までということになるとお母さん方のお仕事は3時半までということになって、次に行かなければいけないという、そういう状況の中で5時まではできないんだろうかと、せめてもう一時間というような拡大ですね、時間延長はどうなのかということですが、結局それには部屋も要るし、補助員さんというんですか、講師さんですか、そういう方もいられるだろうし、財政的な問題もあるかと思うんですが、そういうニーズがあるということに対して何とか御配慮をされてあげられる考えはどんなんでしょうか。 ○議長(渡邊繁雄君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) ニーズのあるということはよく了解するわけですけれども、保育をやる場合は、おっしゃったように設備と人が要るということでありまして、実は今度御承知の子ども・子育て支援の法律が変わりました。で、認定こども園に移行していくということでありまして、保育についてはニーズが増えることは間違いないということでございますけれども、私立の保育園と幼稚園とどういうふうにこれを対応していくか、それぞれの特性を生かしてやっていく必要があるということで、今はこども課と教育委員会と保健福祉部ですか、と一緒になって、どういう形で進めていくのがいいのか、私立の保育園とも先日合同の会議をやったわけですけども、総社全体としてどうしたらいいのかということが一番の観点だと思います。そういうことで、こども課の方で全体のアンケートをとるということになっておりまして、この実績を見てどういうふうに進めるかというのを今後検討してきたいと思います。 ○議長(渡邊繁雄君) 根馬和子さん。 ◆15番(根馬和子君) 幼稚園教育というのは、総社市の方では幼児期はやはり生涯にわたる人間形成の基礎を培うことを目指しておられます。幼稚園では、やっぱり幼児の主体的活動としての遊びを中心にされるという、そういうことの中で一人一人に応じた教育を行うということをうたわれておられるわけでありますので、幼児教育ということの中においては、公立であろうが、私立であろうが、保育園であろうが、幼稚園であろうが、子どもがその小さな時期を過ごすには子どもたちとの自由な遊びを通して、あるいは仲間を通して、生涯にわたっての人間形成の基礎が培うことができるんだということの中で、確かにそりゃあ幼稚園は4時間保育というんですか、4時間というのは決められておりますけれども、今言ったようなニーズというのは確かにあるわけですから、5時あるいは5時15分であるとか、そういうちょっとした配慮の中で、今言うハローワークの中で雇用が拡大されている実態の中で、そういうことは非常に必要なというのは私たちもいろんな人と出会って話をしてみて感じていますので、是非そういう方向性を出していただけたらなと思います。 ある都会の方の幼稚園なんかは、公立の幼稚園であっても通常型、平日型ということで、朝の7時半から夜の6時半までとか、すごいなと思うんです。公立でそういうのは、それは私立のあれがあるからなんだなと思うんですが、幼稚園の預かりという預かり保育がそんな6時半まで、18時30分までするというのは、結局働くお母さんをサポートしてあげてるんだなということを思いながら、本当にそういう、そこまではなかなかいけないにしても、せめて17時、5時ぐらいまでは延長されるようなことを、これは園の園長先生たちとか、いろいろ園長会なんかのお話もあったりするんだろうと思うんですけれども、是非その方向でいっていただけたらなということを思っております。 それとまた、最後に4番目は、さらに長期休暇中というのが春休みが大体2週間弱、冬休みも2週間弱、夏休みが40日ぐらいあっておるんですが、それ土日抜くと全部で50日ぐらいになると思うんですが、そういうところの長期期間休暇中というのも、今言うお母さん方が働かれるということになるとそういうことも考えてさしあげなければいけないことも出てくるんじゃないかなというふうに思うんですが、そのあたりはどのようにお考えでしょうか。
    ○議長(渡邊繁雄君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) 幼稚園に通ってる園児たちの保護者の中には、そういうニーズもあることは事実です。ただ、幼稚園というのは教育中心で今までやってきておりまして、保育というのは必要に応じて対応するという総スタンスでございます。これを大々的に保育ということになりますと認定こども園と、そういう形になるわけです。ですから、ニーズは上手に捉えながら、幼稚園の特性をやっぱり生かしていくと。それはどうするかというのはこれからの話でございますけども、今の時点で長期休業中をやるということは必ずしも決断はできないとは思いますけども、今後全体のニーズを捉えてどう動くかというのは考えていきたいと思っております。 ○議長(渡邊繁雄君) 根馬和子さん。 ◆15番(根馬和子君) ありがとうございます。 何においても子どもの健全な成長というのは国家百年の計でありますので、是非よろしくお願いしたいと申し上げまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○議長(渡邊繁雄君) 以上をもって、本日の日程は終了いたしました。 8月28日の本会議は午前10時定刻に開議いたしますから、全員の御出席をお願いいたします。 本日は、これをもって散会といたします。              散会 午後3時20分...